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うっかりママさん
【若奥さん 官能小説】

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房野充-2

それを聞いた瞬間わたしの頭の中をよぎるものがありました。


「あ、豚野くん!?」

「ぷっ、そうそう。昔めちゃくちゃ太っててイジメられまくってたブタ野だよ」


(あ・・思い出した。みんながブタ野って呼ぶからうっかり本名忘れてた)


「あのとき本当に辛かったけど、石田がいつも話しかけてくれて人生救われてた」

「んー、豚野くん・・じゃなくて房野くんって結構みんなに好かれてた気がするけど?」


実際に彼はいじられキャラとしてクラスのマスコット的なポジションにいたと思います。

まぁ、確かに一部運動部の男子達が悪ノリで絡んでた事は何度かあった気がします。

どう思うかは人の捉え方次第だから他人が辛くなるような事はしちゃいけませんね。


「石田こそ男子の中にファン多かったぜ?美人の石田とよく話してたおかげで

いじめっ子達が段々寄って来なくなったんだよ!それに、自分に自信がなかった俺を

石田が褒めてくれたから、俺あの後めちゃくちゃ頑張れたんだ」


そういえば豚野くんもとい房野くんは凄くセンスがあって

文化祭の準備の時にブースのデザインや飾り付けを誰より器用にこなしてました。

おっちょこちょいでミスばっかりしてたわたしからしたら羨ましい限りだったので

確かに「凄い」を連発していた気がします。


「それで結局俺は広告デザインの会社に就職して今に至るわけ!」

「え、それ本当に凄いことじゃない?房野くんセンスあるから向いてそうよね」


わたしの言動が彼に努力する勇気を与えていたなんて少しだけ光栄でした。

彼の変貌を見ればどれだけ血のにじむ努力をしてきたのかが伝わってきます。

思い出話も含めていろいろ話し込んでしまい

気付けばコーヒーも2杯飲み干してしまいました。

「その、石田みどり・・この後どうしても見せたいものがあるんだ」

急に真剣な眼差しになった彼を断ることができず何気なしについて行った場所は

街中にある高級ホテルの一室でした。

(・・なんかこれデジャヴな気がする)

部屋に着くなり房野くんはスーツとインナーを脱ぎ捨て裸になりました。

そして流れるような手さばきで、わたしの服も脱がしていきます。

「夢にまで見た・・石田の裸体・・」

房野くんは感激の涙まで浮かべながら、彼の男の象徴をぐんぐんと盛り上がらせました。

「どうだい石田、俺のペニスは・・」

「どうって・・」

改めて彼の裸身を見ると運動でよく鍛えたのが分かる筋肉質の身体でした。

そしてわたしの裸を見て興奮したのか最大限まで膨れ上がった彼の分身が

物欲しそうに先端をこちらに向けビクンビクン蠢いていました。


「昔、俺が運動部の奴らにイジメられたのはペニスが贅肉に埋もれてたのが発端なんだ。

今はこの通り人並み以上に機能しているよ」


言われてみれば確かに、

彼の腰回りや太腿の周りには肉割れの跡がくっきり残っていました。

かつてそこに埋もれ、見えなくなっていた彼のペニスは

その後の必死のダイエットによって日の目を見るようになったのですね。

「それで石田みどり・・その、俺の初めての相手になって欲しいんだ!」

「え?房野くんちょっと・・!」

彼はわたしに近寄りながら

「お前に努力で変わった俺を見て欲しくて同窓会にも参加したけど

石田ぜんぜん顔出してくれないし、昔俺を敬遠してた女子どもは

今の俺を見て接近しようとしてくるしでげんなりしていたんだ!」

「・・・」



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