近親相姦の重み-1
それから彼女は、僕の腰の上で伸び上がり、自分の局所に手を添える。
「ほら、入ってる。見える?」
そう言いながら、芳恵叔母は自分の恥毛を搔き上げた。
僕の勃起が芳恵叔母の女性器に埋まっている。卑猥にも、彼女の襞が僕の陰茎を包み込んでいるのが見えた。
「興奮するでしょう?・・・見たかったんじゃない?オンナの子の中に入っているのを見るの?」
彼女のその一言で、僕は察した。芳恵叔母は気が付いたのだ。どの時点でそう思ったのかはわからないが、彼女は知っているようだ。僕がついさっきまで、童貞であったのを。
「動くわよ?いい?・・・イキたくなったらだしちゃっていいよ?」
そう言われたが、僕はそこで我に返る。先程は思わず漏らしてしまった形で、芳恵の中に放ってしまった。芳恵叔母は本当の叔母ではないが、僕の母親の従妹である。近親相姦のうえ、妊娠させてしまったとしたら、母親に何と釈明するか。
叔母の中で僕のが急に小さくなったのを、彼女にも分かったのだろう。微笑を浮かべたまま、芳恵叔母はしばし、僕の瞳を覗き込んだ。
そして、何事かを悟ったのか、小さくうなずく。
「・・・心配しなくていいよ?」
「え?」
「アナタ、アタシが妊娠しちゃうかもしれない、って思ったんでしょ?」
「・・・」
「ははっ、萎えちゃったね」
芳恵叔母の女性器から、力を失った僕の陰茎がずるりと抜け出てしまった。
「あのさ、今日は安全日なの。それにアタシ、妊娠しにくい体質みたい。だから、心配いらないよ?」
「そ、そうなの?」
「ふふふ、それってさ、アタシのカラダ、案じてくれてるってことでしょ?ちょっとうれしいかも」
芳恵叔母が僕の子供を孕んで、お腹が大きくなった姿を想像し、恐ろしくなった。同時に、僕は異様な興奮を覚えた。何故なんだろう?
同時に、芳恵叔母は僕という存在をどう思っているのか気になりだした。僕を小さい頃から知る芳恵叔母だ。彼女が経験させてくれるまでは、欲情のままに勃起し、彼女の中で果ててしまった僕だ。罪深い近親相姦を、性欲の衝動で突き進み、犯してしまった僕だ。その僕が今思うのは、目の前にいる芳恵叔母がオンナとしか見れなくなっていること。それは、芳恵叔母に対する愛情のようなものが芽生えた裏返しなのかもしれない。そう思うと、芳恵叔母が僕をどう思っているのか?が気になりだしたのだ。