鈴木家での出来事 1-11
「美奈子さんはそっち方面はかなり慣れているようだね。」
「ええ。征爾おじ様。わたしの一番幼い頃のセックスの記憶は、
お父様に叱られて縄で吊るされた時の記憶ですもの。
服を着た上から縛られて。泣いても叫んでも、誰も助けに来てくれなくって。
そのうちに、悲しくって。悲しい自分が可愛そうで、いじらしくて……。」
「まあ、そのせいもあってか、美奈子はМ性が強い子どもに育ったわけだ。」
「ええ。自分から求めていたっていう時期もありましたけど。」
「ねえ、話ばっかりになってきたけど。そろそろ切り替えて楽しもうよ。
お母様と敏明君を見習ってさ。」
将来が指さす方を見ると、明日香が敏明の上に跨り、激しく腰を振っていた。
濡れ濡れになったスキャンティーは履いたままだった。
敏明の手はブラジャーの上から明日香の乳房を包み込むように愛撫している。
「なんだ、いつの間に……。」
「敏明、明日香さんとお会いで消えるのをずっと楽しみにしていたみたいですから。」
「そうなのか?真奈美ちゃんは知っているのか?」
「もちろん、真奈美ちゃんのためですよ。
敏明にとっては、わたしたち家族以外とのセックスで、
色々と学びたいこともあったみたいですから。
新しいテクニックを覚えて真奈美を喜ばせてやるんだって言って、
張り切ってましたから。」
「なるほど。じゃあ、紗理奈も、潤一君を喜ばせるために、勉強が必要だな。」
「ええ。田辺おじ様には先日たっぷりと教えていただいたから、
今日は将来さんを喜ばせて、テクニックを磨くつもり。」
「わたしともお願いしますね。」
「あ、未来ちゃんも、わたしたちと楽しめるの?」
「ええ。ただ、母親としか経験がないんで。
わたしの方は満足できないって言うか、中途半端って言うか。」
「そっか。どうしても母性愛的なものになっちゃうの?」
「逆です。お母様はされたがりなので。
わたしが責めて、お母様が喜ぶ、そんな関係しか……。」
「そっか。明日香おばさまってМなのね。」
「ええ。だからさっきみたいに皆さんからの言葉攻めで一気に燃え上がったんです。」
「そっか。行動としては痴女その者みたいだから、Sかと思ったけど、
責められ続けてリミッターを越えたってことなんだ。」
「ええ。出来ればわたしも、女の人にそうされてみたいなって……。」
「じゃあ、責められてみたいってことね。」
「ええ。たっぷりと。いいですか?」
「もちろんよ。なんだったら、美奈子と二人で責めてあげる。」
「うわ〜。お二人でですか?楽しみです。」
「いいの?責める時のわたしも、美奈子も、ちょっと手ごわいわよ。」
「そっちの方が感じるようだったら、
わたし、そっちの世界にどっぷりと浸かってしまってもいいんです。
要は感じられればいいんだし、より強い快感を得られるんだったら、
相手は男性に限定する必要もありません。
あ、でも、紗理奈さんは結婚するんですよね?」
「ええ。わたしは男のもので突かれて、とどめを刺されたいタイプだからかな。」
「とどめは、やっぱり男性の方がいいんですか?」
「わたしの場合はね。未来さんは未来さんの人生でいいんじゃない?」
「そうですね。今は考えるよりも数多く経験を積んだ方がいいですね。」
「じゃあ、まずはさっき決めた相手との一回戦ね。」
「はい。では、後でたっぷり可愛がってくださいね。」