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真奈美の性春
【学園物 官能小説】

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鈴木家での出来事 1-10

「麗子さん。ご指摘の通りさ。
 明日香は、辱められれば辱められるほど、
 感じてしまう女だってことが、征爾との現場を見せられて実感したんだよ。」
「あなた。それも、あなたが仕組んだんじゃないの?」
「麗子。今の言い方は、ボクに対して以上に明日香さんに対して失礼だぞ。」
「あら、そうかしら。
 でも、明日香さんて、そういう女、なんでしょ?」
麗子は明らかに意図的に明日香を侮辱し始めた。

「ああ、ねえ、麗子さん。
 あなたも……。全部わかっていて言っているのね?」
「あら、何のことかしら。
 わたしはただ感じたままを口にしているだけ。」
「そうやって辱められることで、
 わたしがどうしようもなく燃えてしまうことがわかっているんでしょ?」

明日香はそう言いなり、いきなり自分のブラウスのボタンを引きちぎった。
「罵られて、蔑まれて、辱められて……。ああ、もう我慢できない。」
明日香はそう言うとブラウスそのものを引き裂き、
上半身、ブラジャーだけの姿になった。

「見て。わたしを。ほら。このブラジャー。
 わかる?そうよ。シースルーなの。
 ねえ、征爾さん。敏明君。下も想像できるでしょ?
 そう。もちろん、お揃いのシースルー。
 しかも、スキャンティーよ。
 ああ、もう、割れ目に食い込んでるわ。
 この家に来た時から期待で濡れ濡れだったの。
 早く征爾さんや敏明君のペニスを入れて欲しくて。」
明日香はスキャンティーの両側の紐を引っ張り上げ、股間の部分をさらに食い込ませた。
「そうよ。服なんて、必要ないわ。
 でもね。わたしは下着だけは大切にしているの。
 ほら、敏明君。見えるでしょ?割れ目に食い込んでいるのが。
 オマ〇コのビラビラがはみ出して、ほら、布地がもう見えなくなってるわ。」
明日香は敏明の顔に自分の股間を突き出しながら近づいていく。

「ダメよ、触っちゃ。
 ああ、でも、匂いだけなら嗅がせてあげるわ。
 ね?こうやって、焦らしてあげるのよ。男を。
 ううん。わたしも、焦れるの。焦れることで、わたしも興奮するのよ。」

麗子によって完全に火のついた明日香を、もう誰も止めることはできなかった。
「明日香。そもそもお前が言い出したことだろう。
 服を着ている時の経験があるとかないとか。
 そのお前がなんだ、そんな下着姿になるなんて。」
夫である田辺でさえ、明日香の燃え上がった炎に油を注ごうとしている。

「ああ、わかったのよ。
 わたしが言ったことなんて、大した意味はないんだって。
 相手に脱がせて欲しい。
 自分で脱ぎたい。
 その時々じゃない。
 人それぞれじゃない。」

「明日香。それくらいにしておけ。みんな驚いているぞ。」
「田辺。いいじゃないか。明日香の本心だ。
 実感だ。明日香。全部あからさまに話していいんだよ。遠慮することはない。」

明日香は、自分のことを肯定されても否定されても、
それらを全て刺激に変えてしまうモードへ入っていた。

「ああ、そうよ。そうなのよ。
 相手によってだって変わるかもしれないわ。
 わたしは敏明君がズボンをはいたままでわたしに触られて、
 恥ずかしがっているのを見ているうちに、挑発したくなったのよ。」
  【ほら、興奮するでしょ?
   わたしの下着姿。
   あなたも同じ、下着姿になったら?】
 そうやってお互いの気持ちが高まってきたら、
 下着の上から触ったり、下着の間に手を入れたり、そして脱がせたり……。
 その時の気分でいいじゃない。
 いきなり脱ぐ。それはそれで素晴らしいことだわ。
 でも、わたしは今、この下着姿のまま、
 こうやて、敏明君が脱がせたくなるように挑発するの。」

そう言うと明日香は身体をくねらせ、両手でバストを強調しながら、
敏明の鼻ずらに股間を擦り付けていった。

田辺は明日香から視線を逸らせ、征爾に言った。
「ま、そういうことだな。征爾。」
「ああ。こうでなければいけない、と決めることに大した意味はないということだ。」
「ああ。たまには服を着たまま抱き合うのも刺激的だし、
 ブラウスのボタンを一つ一つ外していくのもある意味、儀式みたいなものだ。」

「お父様。」
「どうした、紗理奈。」
「わたし、潤一と寝るとき、シャワーを浴びた後に、
 そのままベッドには入らずに、よく服に着替えるの。
 ちゃんとお化粧もしてね。
 時には潤一が脱がせてくれるわ。
 でも、時々わたし、今の明日香おばさまみたいに、
 潤一を挑発しながら一枚一枚脱いでいくの。
 潤一も興奮するけど、脱いでるわたしも、いつも以上に興奮するわ。
 最後に一枚を潤一が我慢できずにはぎとることもある。
 下着をつけたまま交わることもあるわ。」

「なるほど。一つのプレイでもあるっていうことか。」
「ええ。お母様もそうでしょ?
 あのたくさんの下着のコレクション。
 全部、お父様の目を意識して、
 見せるため、脱がせてもらうために揃えてらっしゃる。」
「お父様は単刀直入。わたしとのときはいつもそうよ。
 直接ズバリ、がお好きみたいなんだけどね。
 わたしが下着をつけていたりすると、怒る時もあったわ。
 でも、わたしの下着姿が好きだって言ってくださる方も中にはいらっしゃるから。」

「じゃあ、お母様の下着コレクションはお父様のためのものじゃないの?」
「ええ。あ、でも、SМチックなものはお父様用のものだわ。」
「じゃあ、そのあたりが美奈子に遺伝したのね。」
「SМの衣装は着けたままのことが多いもの。
 脱がされる喜びよりは拘束されている喜びかしら。」


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