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MatchingDIVE
【SF 官能小説】

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システム導入-5


熊本県知事以外の
各知事が体験を済ませ
集まってくる。

「素晴らしい
体験をさせて貰った…けど
この事は…
あれ?西園寺さんは?」

秘書
「社長は別の件で移動しました
このデモ体験は極秘で
行われていますので

ご安心下さい
外部に漏れる事はありません」

秘書はマッチングダイブシステムの
説明をして
少子化対策の安全性と必要性
健全性を訴える。

各知事たちは納得させられ
導入の意思を示して
それぞれ時間をずらし
帰っていく。

全員が居なくなったところで

熊本県知事が
失神から意識を取り戻し
出てくる。

知事:
「西園寺さんはどちらへ?」

秘書:
「別件で不在にしております」

秘書は他の知事たち同様
説明をするが
彼女は反発した。

知事:
「私はこのシステムについて
反対させて頂きますわ!

このようなシステムを
県民が賛成するはずありませんわ!」

秘書:
「そうですか…
知事はずいぶんと
楽しまれて居たようですが?」

知事:
「え!?見てたの!?」

秘書
「いえいえ
見ることは出来ません
プライバシーの領域ですので

そんな事は絶対に
許される事では
ありませんので」

知事:
「当然です!
ところで他の知事たちは何処に?」

秘書:
「もうシステム導入のために
各県に戻られましたが」

知事:
「え!?
みんな賛成意見でしたの!?」

秘書:
「ええ、そうですが?」

知事:
「信じられないわ!
私は断固としてこのシステムに…」

秘書:
「知事……あの二人はまた
知事の元にご案内致しますよ…

なんなら
人数増やす事も出来ますが……」

知事:
「え!?……」

秘書:
「熊本県知事にご賛同頂けて
弊社としても心強いです!

後日、県庁に
西園寺とお礼に伺わせて
頂きますので……

その後にでも
お楽しみ頂けたらと……」

熊本県知事は顔を赤くして
病院を出ていく。


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