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真奈美の性春
【学園物 官能小説】

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エンドレスの最後に……-3

「ねえ、とし君。」
「なあに?」
「ねえ、も一回、ギュッとして。」

(甘えんぼさんになってるな。)
敏明はそう思いながらも、そんな真奈美のことが愛おしくてたまらなかった。
真奈美を決して離すまいという思いを込めて真奈美をギュッと抱きしめながら、
敏明は真奈美の顔を真正面から見ながら言った。

「あのさ、真奈美。」
「ん?」
「これから先、もしかして、真奈美が、
 ぼくじゃない誰かにギュっとしてもらった時にも……。」
「え〜?とし君じゃない人に、ギュっとされるの?」
「うん。もしかして、だけどね。」
「うん。もしかして、だね。」
「もちろん、真奈美が、
 本当にギュッとしてもらいたいなと思う相手じゃなくちゃだめだよ。」
「真奈美が?」
「そう。相手がギュってしたいって言っても、
 真奈美がして欲しいなって思わない相手だったら、
 その時はちゃんと断るんだ。」
「うん。ちゃんと断る。」
「でもね、その人も、真奈美のことをギュってしたくって、
 真奈美も、その人に、ギュってされたかった時は……。」
「されたかった時は?」
「うん。そんな相手が見つかったら、
 思いっ切りその人のこと、大事にしてあげるんだよ。」
「大事にする?」
「うん。その人が喜ぶように、笑えるように、
 真奈美の全部で、その人のことを大切にしてあげて欲しいんだ。」
「うん。そうする。」
「その人が笑ってくれたら、真奈美も一緒に笑えるだろ?」
「うん。真奈美も一緒に笑う。」

敏明は少しだけホッとした表情になって、真奈美に言った。
「真奈美が笑顔でいてくれたら、ボクはどこにいても幸せだよ。」、
「真奈美は、とし君とずっと一緒にいて、ずっと一緒に笑っていたいな。」

「ボクは、ずっとずっと、真奈美と一緒だよ。
 ボクは、真奈美の笑顔の中にいるんだから。」
「真奈美の笑顔の中にいる?」
「そう。真奈美の笑顔と一緒にいる。
 真奈美が笑顔になれば、ボクはどこにいても真奈美と一緒にいられるんだ。」
「わかった。真奈美、ずっと笑顔でいるからね。」
「うん。ねえ、真奈美。」
「なあに、とし君。」
「ギュってしよっか?」
「うん。初めてだね。とし君から言ってくれたの。」
「そっかなあ。」
「じゃあ、これからは時々、とし君からも言ってね。
 真奈美、ギュってしよって。」
「うん。」

真奈美は敏明に抱きしめられたまま何度も何度も絶頂を迎えていた。
敏明が特別に動いたわけではなかった。
ただギュっと抱き合っているだけで、二人の身体は自然と燃え上がり、
真奈美の膣内も、敏明のペニスも、それぞれの存在を確かめるように脈動し、
深く厚みのある快感が二人の身体を駆け巡った。


次の日の昼近く、敏明たちは帰ることになった。
真奈美デイの終了である。

「おいおい。いつまで別れを惜しんでいるんだ。」
「そうさ。また何日かすれば、家族みんなで会えるんだし。」
「それまで待てなきゃ真奈美ちゃんだけうちにおいで。」

征爾に声をかけられ、真奈美は素直に頷いた。

「さて、じゃあ、そろそろ……。」
「何もおもてなしできませんで。」
「いえいえとんでもない。真奈美ちゃんがいてくれるのが最大のおもてなしですよ。」
 ところで香澄さんは?」

「ええ。今しがた起きて来ました。
 本当にありがとうございました。」
「いやいや、ちょっと気になることもあったので。
 でも、思ったよりすんなり事が運んでよかったです。」
「いや、自分の妻でありながら、自分で香澄を助け出すことも出来ずに、
 お恥ずかしい限りです。」

雅和は征爾に何度も頭を下げていた。
「いえいえ。反対の立場だったらわたしも何もできなかったかもしれません。」
「まさか。征爾さんがですか?」
「ええ。ある意味、わたしも憧れと言うか願望と言うか……。
 麗子の、そんな場面をずっと見てみたい気もしますから。」
「そうおっしゃっていただけると、少しほっとしますが。」
「いいじゃないですか。
 香澄さんも思う存分に味わい尽くせたと言ってましたし。
 わたしも香澄さんにストレスを与えた一人ですから、その償いも出来ました。
 田辺たちも、思わぬ形で香澄さんを味わえて、幸運だったと言ってましたし。
 あ、我が家での香澄さんについての録画データは早急にお送ります。」
「ありがとうございます。香澄と一緒に見させて戴きます。」
「あ、でも、昨夜のものに比べたら物足りないかもしれませんよ。」
「いや、香澄だけじゃありませんからね。
 麗子さんや紗理奈さん、美奈子さんの淫らな姿こそ、見ものですから。」

「では、また来週。今度は家族全員でお待ちしていますよ。」
「では。」
征爾たちは帰っていった。


「あ〜あ。つまんないなあ。」
「なんだ、いきなり。」
「だってさ〜。とし君、帰っちゃったんだもん。」
「来週また会えるって。それに週末は久々の家族旅行だ。
 3人水入らずなんていうのもそのうち出来なくなるだろうから貴重な時間だぞ。」
「3人水入らず?熱中症になっちゃうよ?」
「ああ、適度な水分補給は忘れないようにしないとな。」
雅和は笑いながらリビングに戻っていった。

真奈美は敏明の帰り際、耳元で言ったのだ。
{ねえ、次に会った時、2穴ファックって、してくれる?」
「えっ?でも、ボク一人じゃできないよ。」
「うん。だからとしパパととし君で、だよ。
 今度こそ真奈美の初めてをとしパパにあげなくちゃ。」
「そっか。わかった。お父様の予定を聞いておくよ。」
「とし君。ありがとね。」
「ボクは真奈美が幸せそうなのが一番だよ。真奈美が笑てくれるのがボクの幸せさ。」

敏明との約束。
それはそう遠くない日に実現するはずだった。


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