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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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自信とプライド-2

若菜の謝罪会見が終わり、石山の呼ばれてマギーと華英は第3会議室へ入る。
「さて、あちらは色々と捜査の進展があるようだが、こちらは完全に進展なしだ。この事件、鍵を握るのは高島謙也だ。彼と彼の妻美琴、息子の広徳の関係性も謎が多い。」
「確かに謙也と美琴は完全に別居してますし、広徳も一人暮らし。ただ広徳は片山副総監の犬だからまず犯罪に手を染める事はない。」
「それも片山副総監が完全なるシロなら、な。」
「確かに片山副総監がクロなら広徳もクロの可能性は高いですが、片山副総監は…」
「だな、まず警察の看板を汚す真似はしないだろう。しかしやはり広徳は謎だ。片山副総監との関わりから見ればシロに見えるが、父が謙也だと言う事を考えればクロの可能性もある。片山副総監は広徳が謙也の息子だと言う事を知ってて自分の犬にしたのだろうか…」
「ソコですよね。広徳は一体どちらの味方なのか…」
3人は考え込んだ。

「大きな目で見れば、全てが目立対横芝ですね。その狭間で広徳がどんなポジションにいるか、それが分かれば大きく進展しそうですね。」
華英が得意げに言った。
「んな事は分かってんのよっ。」
馬鹿にしたような表情をしながらマギーは言った。
「何よーっ!!」
いつものように突っかかってくる華英を軽くいなし、マギーはある疑問を口にした。

「話は全然違うんですが、佐川明子と小渕愛子が全裸で張り付けられた時、何故防犯カメラの映像が全く出て来なかったんでしょうね。」
いきなり話が飛んで不思議そうな顔をする石山。
「たまたま防犯カメラが設置されてなかったんだよな?」
「ええ。でもおかしくないですか?本来ならなきゃならない場所だと思うんですよ。近くのどうでもいいような場所には設置されてて、駅前のシンボルや市役所の前とか、そんな重要なトコにないとか、普通有り得ませんよね?」
「うーん、確かに…」
「何でもかんでも映像に残ってしまうこのご時世に、張り付けされてる映像が一つもないとか、違和感しか残りません。それに誰かしら見ててもおかしくない。特に佐川明子の駅前とか。それが目撃者0、映像0…、無かったと言うより0にしたんじゃないかって思うんですよね。」
「証拠が残らないよう、綿密に計画した、と。」
「そんな気がします。私、今から現場をもう一回見て来ます。マギー、行くよ?」
「ハーイ。」
2人は会議室を出て行った。

「まだ話が途中なんだが…」
苦笑いした石山だが、最近、マギーと接していると、昔同じような女刑事と事件に当たっていた頃を思い出す石山であった。


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