同好の士-1
『麻衣さんは、どうして、あの教室に来たの?』
と、詩織に聞かれる。
『ちょっと興味があって・・・』
と、麻衣は答える。
『そうだよね、興味がないと、来ないよね。私は、縛られたいっていう願望があって、どんなものか見てみたくて・・・』
麻衣も基本、同じである。
『ねぇ、2人目の人、、見た?』
と、詩織が聞いてくる。
『濡れてたやつですか?』
『そうそう、うっとりしてたし、やっぱり、縛られるのって、感じるのかな?』
そんな会話をして、ラインを交換して2人は別れた。
翌日の金曜日、麻衣は仕事が終わると、京都へ向かった。
今週は、裕哉のマンションに泊まるためである。
マンションの近くのスーパーで食材を買って、合い鍵を使って、部屋に入る。
裕哉は、まだ帰ってきてない。
食事の準備をして、部屋を掃除する。
テレビの横に、レンタルビデオの袋があった。
DVDを借りていたようだ。
中を見ると、アダルトDVDだった。
別に、裕哉がアダルトDVDを見るのは何とも思わなかったが、借りてきたDVDのタイトルを見て、麻衣は驚いた。
1本目は、女潜入捜査官、みたいなタイトルで、女性刑事が敵のアジトに乗り込むものの、敵に捕まり、手足を拘束され、陵辱の限りを尽くされる、という感じのものである。
そして、2本目は、スーパーヒロイン、みたいなもので、なんとかレンジャーの5人組のピンク色をした女性戦士が、敵に捕まり、身体を拘束され、悪人に次々に犯される、というもの。
<裕哉さん、こういうの好きなんだ、、、>
と、衝撃を受けた。
ちょうどそのとき、裕哉からラインが入った。
『ごめん、まだ仕事が終わりそうになくて、、あと2時間ほどかかると思う。』
麻衣は、
『はい、分かりました。部屋で待ってます。』
と、返信をする。
裕哉が帰ってくるまで、まだ2時間ある。
麻衣は、そのDVDを早送りで見始めた。
白いブラウスにミニのタイトスカートをはいた、キャリアウーマン風の女性が、敵のアジトで拘束され、少しずつ、服を脱がされ、何人かの悪人に犯される。
それでは終わらず、その後、バイブを挿入され、イキ地獄に落とされる。
麻衣は、かなり興奮しながら、陵辱シーンだけは、再生モードでじっくり見た。
正直、あんな風に犯されたい、と思うようになってしまった。
両手を拘束され、悪人に正常位で犯され、もう1人の悪人のチンポを咥えさせられる。
そのシーンを何度も見ながら、麻衣はオナニーを始めた。
本当は、もう1本のDVDも見たいけど、そろそろ裕哉が帰ってくる頃である。
ティッシュをトイレに流し、何食わぬ顔をして、食事の準備を再開する。
予定よりちょっと早めに裕哉が帰って来た。
一緒に食事をする。
『麻衣ちゃんが部屋で待ってるかと思うと、家に帰るのが楽しみだよ。』
と、裕哉は言ってくれる。
麻衣は緊縛教室に行ったことは、裕哉には言えなかった。
別に悪いことをしている訳ではないのだが、何となく背徳感があった。
そして、お風呂に入って、いつものように、裕哉の身体を洗う。
その後、湯船の中で、裕哉のチンポを咥える。
最近、麻衣は特に裕哉のチンポを咥えるのが大好きになった。
咥えている時だけは、裕哉を独占しているような感覚になる。
そして、ベッドに移動して、セックスをする。
裕哉に優しく抱かれて、至福の時間を過ごす。