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女子大生 麻衣の冒険3
【SM 官能小説】

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緊縛教室-1

夜、ベッドで1人になると、思わずスマホで、“縛り”とか“拘束”などということばで、検索をしてしまう。

そんな時、“緊縛”と検索をしたら、<緊縛教室>というサイトが、いくつも見つかった。
読んでみると、エロ目的ではなく、純粋に緊縛を芸術として考える人たちが通うところのようだ。

サンプルの画像とかを掲載しているサイトもある。
確かに、綺麗に縛られて、芸術と言えなくもない。

麻衣は、ちょっと興味がわいてくる。

どのサイトも、“SM行為ではありません”とか、“飲酒してからの参加はお断りします”などと、けっこう、きちんとしたルールが書かれている。

ただ、こういう教室は圧倒的に東京が多い。

それでも、地道に探していると、やっと近江八幡で<出張緊縛教室>というのを見つけた。

緊縛の先生が2週間ほど、近江八幡に滞在するようで、その間、教室を開いているようだ。

初心者のコースを見ると、今度の木曜日、16時〜20時30分で、見学のみだと、参加費が2,000円となっている。

麻衣は迷う。

翌日、昼休みに、思い切って問い合わせの電話をしてみる。

『まったくの初心者なんですが、見学は出来ますか?』
と聞いてみる。

『木曜日の19時から、女性限定の初心者コースがございます。そちらをご見学されるのは、いかがですか?』
と、丁寧に対応される。

女性限定と聞いて、思わず、申し込んでしまった。


木曜日、仕事が終わり、近江八幡まで向かう。

麻衣の職場のある彦根から近江八幡までは、米原とは反対の京都方面へ、JRで20分ほどである。

指定された場所は、マンションの1室だった。
中に入り、受付で2,000円を払う。

見学は2,000円、縛られる体験コースが3,000円とのことだった。
縛る側の練習になると、別時間帯で、5,000円〜となっている。

まだ時間があるので、ソファに座って待つ。
スタッフが、お茶を煎れてくれる。

時間が近づくと、徐々に人が集まってくる。

今日の参加者は、見学が麻衣を含めて2人、縛られる体験者が2人の計4人。
そして、先生が1人。

確かに、ウェブサイトには、初心者コースは少人数でやる、ということが書かれていた。
この人数だったら、あまり緊張もしない。

『では、始めましょう。』
と、先生が入ってきた。

30代半ばぐらいの、背の高い綺麗な女性だった。
先生が女性であることに、麻衣は驚いた。

先生は、名前を真鍋アリスと名乗った。
縛られる体験コースの女性が、アリス先生、と呼んでいる。

まず、20代後半ぐらいの女性が、緊縛されていく。

『縄を半分に畳むと輪になる方を縄頭、尾の部分を縄尻といいます。』
と、初心者コースらしく、初歩の初歩から先生が説明を始める。

『縛り方は単純なんですが、結び目を固く結ぶことが大切です。』
と、次々に説明をしながら、女性を縛っていく。

腕や足をギチギチに縛っていき、女性は身動きが出来ないようになっていく。

5分ほどで、まずは1つの縛りが完成した。
縛られた女性は、恍惚の表情をしている。

麻衣と同じく見学に来ていた、30代ぐらいの女性が、
『凄いですね。』
と、小声で麻衣に話掛けてくる。

『でも、綺麗ですよね。』
と、麻衣も小さい声で返す。

麻衣は単純に、綺麗だと思った。
縄で縛られた女性を綺麗だな、と思う。

3パターンぐらいで縛られて、2人目の女性に交代する。
2人目の女性は、30代前半ぐらいの女性である。

おもむろに服を脱いで、ブラジャーとパンティだけの姿になる。
先生に強制されているのではなく、縄の屑とかがつくので、服を脱いで下着だけ、または全裸で縛ってもらう人も多いらしい。

そのために、女性限定コースというのがあるようだ。

先生が、手際よく、下着姿の女性を縛っていく。
時折、先生が説明を入れてくれるのだが、麻衣は、縛られている女性に目がいってしまい、話が頭に入ってこない。

とにかく縛られている姿が綺麗なのだ。
縛られている女性は、恍惚の表情になっている。

思わず、見とれてしまう。

女性の両足を大きく開いて、縄で拘束した時、その女性の股間に目がいってしまった。
濡れていたのだ。

パンティに大きな染みが出来ている。

グレーのパンティをはいているので、濡れるとすぐに分かる。
濡れると、もっとも目立つのがグレーである。

麻衣と一緒に見学している女性も、それには気づいていた筈である。

でも、そこに固執することなく、いろんな縛りを次々に繰り出され、目一杯、堪能した。

時間になり、先生の授業が終わる。

『見学者の島岡さんと服部さん、次は来週の月曜日に同じ時間で初心者コースがありますので、もしよかったら、次も見に来てくださいね。』
と、笑顔で声を掛けられる。

同じ見学者だった服部詩織と顔を合わせ、
『どうする?』
と言う。

麻衣は、また来たいと思った。
月曜日の予約をしていった。

同じく服部詩織も、同じように予約をした。

ちょっと仲良くなった2人は、マンションを出て、近所のファミレスに入った。

その女性は、服部詩織と名乗った。
31歳で独身とのこと。


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