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透明な炎
【女性向け 官能小説】

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「誰が?」
「だから、奥さん・・・」

ハッキリと私の方に向き直って
ジッと私の目を見る。

「お前、午後の予定は?」

午後?

急に話が変わって頭が回らない。

「午後の予定だよ」
「えっと。会議の議事録を起こす、よ?」
「それ上にいつ提出?」
「今日の帰りまで」

「会議、録画してある?」
「うん・・・」

何?武藤このプロジェクトに関わってないよね?

「その録画クラウドに落として。午後半休とって。上には議事録は明日の朝イチで出すって報告しとけ」
「は?」

「後で手伝ってやるから。一緒に帰るぞ」

私は訳も分からないうちに武藤と半休の手続きをとっていた―――




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