主役登場-8
その時、香澄の夫が香澄に呼びかけた。
「香澄。その公園には無いかい?」
「えっ?何が?何を言っているの?」
「水飲み台だよ。ほら、蛇口をひねると、細い水が上に向かって出るあれさ。」
「水飲み台?ああ、あの、上に向かって水が噴き出す、噴水みたいなやつ?
えっ?あれを使えっていうの?」
「ああ。少し手間はかかるが、その役目は十分に果たせるんじゃないか?
どうだ、香澄。その公園にはなさそうか?」
香澄だけではなく、男たちも全員が公園全体へ眼をやった。
「あ、ありました。拓海さん。」
達也が砂場の近くにある水飲み台を見つけた。
「よし。香澄。あの台の上に跨って……。
その後はどうすればいいかわかるよな?」
「な、なんてことを言ってるの?
わたしに、わたしに、あの、水飲み台に登って、
飲み口を、アナルに付き刺して……。
水を入れて……。浣腸の代わりにしようって言うの?」
「ああ。普通の蛇口じゃ無理だけど、あれだったら出来ると思うんだ。」
「ねえあなた。あなたはそれを、この人たちの目の前で、
カメラの目の前でやれって言うの?そんな恥ずかしい事…。
ねえ、それってわたしは拒むことはできないの?」
香澄はカメラに向かってイヤイヤをした。
「香澄。君はできないって言うのかい?」
「だって、だって、そんなこと、あまりにも恥ずかしいわ。」
「自分のクソにまみれてアナルファックするよりも恥ずかしい事かい?
君は、クソまみれの身体で家に帰ってくるつもりなのかい?」
「あ、ああ。そんな、そんな、恥ずかしい、ああ、惨めだわ。」
「だったら、奇麗な身体になってアナルファックを受け入れるんだ。さあ。」
香澄は夫の言葉に操られるように、ベンチからふらりと立ち上がった。
「どうすればいいの?どうしたらいいの?」
「すぐにあの水飲み場に行って、アナルにたっぷりと水を飲ませて来い。
その後は……。近くにトイレもあるはずだ。」
「水飲み場で、アナルに、水をたっぷりと入れて……。
その後、トイレで、全部、汚らわしいものを、全部出して……。
その後でアナルセックスをするっていうの?」
「ああ。その通りだ。できるだろ?香澄。」
「ああ……。」
「おい、茂樹。こんなシーンはめったにないぞ。
ちゃんと撮れているだろうな。」
石原が珍しく口を開いた。
「はい。バッチリです。」
「おい、拓海。誰かスマフォは持っていないのか。いろいろな角度から撮影させろ。」
「あ、はい。おい、達也。」
「は、はい。」
「お前、いつまでもペニスを扱いてないで、
お前も自分のスマフォで香澄を撮影するんだ。
いいか?茂樹と被らないように、アングルを考えてな。」
茂樹と達也、二人が香澄の身体を撮影し始めた。
「さあ、見どころだぞ。
夜の公園でレイプされている女が、アナルセックスするために、
水飲み場に跨って、アナルに水を入れるんだ。
しかも夫の指示に従う、全裸の美人淫乱奥様がだ。
おい。香澄。慌てなくていいからな。
じっくり、ドアップで撮影してやるよ。」
香澄は茂樹が間近でカメラを構え、
撮影しながら後ろからついてくることを十二分に意識しながら水飲み場へ向かった。
そして、水飲み場の台へよじ登り、
便器にしゃがみ込むようにして飲み口をアナルに近づけた。
「ああ。凄く不安定よ。ねえ、落ちてしまいそう。」
香澄の言葉にすぐさま大門が反応し、香澄の腰を支えた。
「ああ、こうなの?これでいいの?
あなた。見えてる?こんな恥ずかしい格好よ。
「そうだ。香澄。そのまま腰を下ろせ。ゆっくりでいいぞ。」
石原がおもむろに香澄に近づき、いやらしく言った。
「オレが水を出してやるよ、香澄さん。」
飲み口が香澄のアナルに消えたのを確かめた石原が蛇口を開いた。
「あ、ああ。入って来た…。つ、冷たい。冷たいわ。」
「香澄。グリセリンがない代わりに、その冷たい水が刺激になって出るはずだよ。」
「ああ、あなた。これでいい?これでいいの?」
「ああ。たっぷり水をため込むんだ。ギリギリまで我慢するんだよ。」
「ああ、あなたたち、わたしのこんな、こんな格好まで、撮影しているのね?
ヤダ、やめて。そ、そんな、そんなに近づかないで。」
達也が香澄の尻にくっつくほどの距離で、アナルのアップを撮影している。
達也の顔は飛び散った水でびしょびしょだった。
「ああ。丸見え。丸見えじゃない。
ねえ、映ってるの?
アナルに、香澄のアナルに、水飲みの飲み口が入っちゃってるところ。」
「ああ。オレのスマフォにはバッチリ写ってるさ。
蛇口の根元まで完全に呑み込んでるぜ。」
「あ、ダメ。強すぎる。ねえ、もっと、もっと、少しにして。
そっとよ。そんな激しい……。アッ、ダメ、ダメよ。
強すぎる。ねえ、水。水が、強すぎるわ。
あ、ああ、溢れちゃう。アナルから、水が……。溢れちゃうわ。」
石原は蛇口の開き加減を変え、香澄のアナルに入り込む水の量を増減し、
その刺激による香澄の反応を楽しんでいるかのようだった。