されるがままに……。-6
【レイプされているのだから従うしかない】
その香澄の言葉で、拓海のサディスティックな部分に火が付いた。
(なんだ、こいつの言い方は。レイプしているオレたちを見下したような…。
そうだった。オレたちはこの女、香澄という女をレイプしているんだった。
何をして欲しいか、じゃない。オレたちが何をしたいのか、だった。
オレたちがしたいように、この女を弄べばいいんだ。)
香澄の雰囲気に押されそうだった拓海がようやく変なしがらみを振っ切った。
「おい。お前たち。
3人で好き放題、舐めるなり、ハメるなり、思う存分に可愛がってやれ。
ただ、怪我だけはさせないようにしてやれ。
それがこいつのただ一つの望みのようだからな。」
拓海の言葉を待っていたかのように、茂樹が、達也が、そして和夫が、
香澄の身体に群がった。
拓海は香澄のスマフォを手に、何やらいろいろと画面を動かしている。
「まったく。これだからスマフォは嫌いだ。ガラケーの方がよっぽど使いやすいぜ。」
そう言いながら拓海が探していたのはライブ映像を香澄の夫に送る方法だった。
3人の若い男たちはその場に自分の服を脱ぎ捨てて全裸になると、
一目散に香澄の身体にむしゃぶりついていった。
好きにして構わない。
ようやく拓海のゴーサインが出たのだ。
これは拓海が、自分に気兼ねすることなく、
目の前の女を弄んでいいという合図だった。
誰が先に女のオマ〇コに入れようが中出ししようが、
全て好きなようにしても構わないという、
拓海の下についた者たちにとっては、千載一遇のチャンスだった。
言ってみれば、宴会の無礼講という言葉に近いものがあったのだ。
ただいつもなら拓海は、もっと時間をかけて女を辱めた後、
気を失いそうなドロドロの状態の女を茂樹たちに自由にさせた。
何をされてもほとんど反応がない女を、
まるでおもちゃでも扱うかのように弄ぶのが3人のセックスだった。
しかし今晩に限っては、相手となる女の意識はまだまだはっきりしていた。
むしろ時々反抗的な態度さえとり、拓海に言い返してくる。
もしかすると、それは拓海自身が、香澄という女の扱いに、
ある種の限界を感じていたのかもしれなかった。
自分一人ではこの女を満足させ、服従させることは難しいと感じたのかもしれなかった。
そのために、数にものを言わせようとしたのかもしれなかったし、
若さという無謀さ、無鉄砲さに期待したのかもしれなかった。
拓海と浩二が見守る中、茂樹と達也、そして和夫の若い3人は、
香澄を地面に転がし、互いに砂まみれになりながら、香澄の身体に触れ、
香澄の身体を撫でまわし、舐め回し、自分の身体を押し付け、擦り付けしながら、
香澄の自由を奪っていった。
香澄はわけのわからない刺激に翻弄されていた。
暴力でもなければ愛撫でもない。
切れ目ない男たちの手や足や、口や、そしてペニスの刺激に、
全ての判断力を失い、不思議な快感に酔いしれていた。
(この子たち、わたしのことを全身で愛そうとしている。
テクニックでも何でもない、
身体がぶつかるままに、わたしの身体を楽しんでいる。
この子たちにとっては、オマ〇コもクリトリスもないんだわ。
女の身体に自分の身体が触れるだけで満足なんだわ。)
それはまさに、男と女の身体のふれあいの原点のようだった。
幼い子どもたちが床に寝転び、互いの身体をぶつけながら転がりまわる、
そんな戯れにも似た3人の少年たちの行動は、
香澄の中にあったセックスの既成概念を完全に壊すと同時に、
セックスの時などにはなかなか意識しない母性を目覚めさせたのだ。
(テクニックとか相手の反応とか、そんなものは全く関係ない。
やりたいように、したいようにしているだけなんだわ。
でも、その一つ一つの動きが、
わたしの、今までには感じたことのなかった性感帯を刺激してくる。)
香澄は、拓海が唾液と共に流し込んできた媚薬を、実はほとんど飲んではいなかった。
口に含んだ時、拓海の唾液が単なる唾液ではないことに気が付いた。
(なんだろう。何か変な味がする。薬?睡眠薬?あるいは……。)
香澄は拓海の長いキスにこらえきれずに唾液を飲み込んだふりをして、
拓海の隙を見て手の中に吐き出したのだ。
媚薬などに自分の身体や精神を支配されるのは嫌だった。
こんなレイプ犯たちの思い通りに操られ、弄ばれるのはごめんだ。
そして、自分の行動を薬のせいにはしたくはなかったし、
冷静な頭で男たちの行動に対する自分の反応を見極めたかったのだ。
そんな香澄も無邪気にも見える男たちの茂樹に次第に我を失いそうになっていた。
拓海と浩二は、3人の男たちに嬲られ、
慰めモノにされているように見える香澄の目をじっと見ていた。
拓海が使った媚薬の効果も、
様々な刺激に対する香澄の反応を見ると、
しっかり効いているようにも思えた。
だが、電話の後の拓海の問いに対する香澄は、
呂律もしっかりと回っていたし、
行為の最中のようなたどたどしい言葉遣いでもなかった。
今、3人の男たちの愛撫とも言えないような接触に対する香澄は、
うっとりとした表情を浮かべ、
自ら男たちの股間に手を伸ばし、3本のペニスに次々と頬擦りをし、
そして次々と咥え、残りの2本には両手で愛撫を加えていた。
(あれで薬が効いていないとしたら、あの香澄っていう女、とんでもない女だ。)
和夫が香澄の丹念なフェラチオに我慢できなくなったのか、
香澄の身体にのしかかった。
香澄は和夫を招き寄せるかのように、自ら脚を大きく開き、両腕を差し出した。
香澄の意図を察したのか、達也と茂樹は香澄の両脇に座り、
香澄の左右の乳房にそれぞれ手を伸ばした。