されるがままに……。-5
「なんだ、やっぱりいっちまったのか。」
拓海が馬鹿にしたように浩二に言った。
「す、凄い、締め付けなんです。締め付けだけじゃねえ。
中が、中が、生きているみたいにうねるって言うか、蠢いてるっていうか……。」
「そ、それほどなのか?」
「和夫があっという間にいっちまって、おかしいって思ったのは、
きっとこいつの内部構造のせいですよ。」
「よし、浩二。代われ。」
「えっ?」
「前と後ろ、交代だ。オレがこいつの内部構造を調べてやる。
そうだな。おい、毛布をもう少し持って来い。地面に敷くんだ。
内部を確かめるとなりゃあ、やっぱり正常位が一番だ。
ベンチの上じゃあ窮屈でしょうがない。」
和夫と達也が公園近くの路上に止めてあった車の中から数枚の毛布を持ってきた。
「よし。こいつをそこに寝かせろ。
それから、ついでだ。
撮影会をやるぞ。おい。和夫。」
拓海に言われて和夫は再び車へと走り、スタンド付きのライトを持ってきた。
「よし。そうだ。こいつのスマフォを持って来い。
家に電話をさせてやろう。」
和夫はベンチのところに戻ったが、あるはずの香澄のスマフォが見つからなかった。
「おかしいな。このベンチだと思ったのに。下に落ちたかな?」
和夫がようやく香澄のスマフォを見つけ、拓海のところに戻ると、
拓海はすでに香澄と正常位で交わっていた。
時折、香澄の膝を抱え込むようにして交わる角度を深くしたり、
香澄自身に自分の足首を持たせ、思い切り開脚させた状態で、ペニスを突き刺したり、
和夫が試したこともないような体位で、香澄を責め立てていた。
香澄の口からは途切れることなく、
意味不明ながらも明らかに快感を感じていることがわかる喘ぎ声が漏れ出ていた。
恐らく飲まされた媚薬のせいで、意識が朦朧としているのだろうことは、
誰の目から見ても明らかだった。
香澄の両手は拓海の背中で交わるようにして、
拓海の身体を離すまいと強く抱きしめている。
時折拓海が「うっ」とか、「あっ」と言うのは、
香澄がその刺激にこらえきれず、拓海の背中に爪を立てているからだった。
「おい、持ってきたのか?」
「はい。遅くなりました。」
「よし、じゃあ、そいつを香澄に渡すんだ。」
拓海は腰の動きをゆっくりにしながら、
香澄の頬を2,3度叩き、香澄の顔を覗き込んだ。
「おい。香澄。旦那に電話をさせてやる。おい。わかってるのか?」
「あ、え、ああ、電話。旦那?……。」
「おい。水を持って来い。」
和夫が近くの水飲み場から水を手ですくって持ってきた。
それよりも一足先に、達也が近くの自販機からスポーツドリンクを買ってきて、
拓海に手渡した。
「和夫。お前はえらいな。なんでかって?がんばってるから!」
ドリンクを一口、二口飲んだ香澄が、はっきりした口調で言った。
「電話、かけて、いいの、ね?」
「ああ。30秒だけだ。
あとでゆっくり話をさせてやる。」
香澄は雅和の携帯をコールした。
夫はすぐに出た。
「どうした、香澄。何かあったのか?」
夫が出たのを確かめると、拓海はゆっくりと腰の動きを再開した。
「あ、ああ、あなた。ごめんなさい。遅くなっっちゃって。
も、もう少し、したら、帰るから。
先に休んで、あ、いて。
あ、そうじゃ、なかったわよ、ね。
わたしが遅いからって、せ、っかくの、真奈美デイを、中、断なんか、
して、ない、でしょうね?」
香澄の膣壁を擦るように拓海のペニスが動く。
同時に、拓海は指での愛撫も開始した。
「香澄、どうしたんだ?何かあったんじゃないのか?」
「電波の、具合が、あう、悪い、のよ。きっと。
あ、あう。あなた。あのね、わたし、い、今、あ……。」
突然拓海が香澄からスマフォを取り上げた。
虚ろな目で拓海を見る香澄の顔の前で通話を切ると、和夫に手渡そうとした。
「よし。今はここまでだ。
おい、香澄。お前、お前なんで助けを求めなかったんだ?」
「だって、夫が助けに来たところで、
あなたたち、わたしを助けるつもりなんてないんでしょ?
だったら、余計な心配をさせる必要もないわ。」
「じゃあ、なぜ、電話の最後に、わたし、今……。なんて言ったんだ。
今、なんだっていうつもりだったんだ?」
「あなたたちに犯されているって。
でも、別に助けを求めるつもりじゃなかったわ。
どうしたんだって聞かれたから、それに答えようと思っただけよ。」
拓海は香澄の答えがあまりにも意外だったので、正直困惑した。
「お前、やっぱりオレたちを馬鹿にしてるのか?
それとも甘く見ているのか?どっちだ。」
「どっちでもないわ。レイプされている。しかも5人もの男たちに。
抵抗したところで見逃してもらえそうもない。
だったら、無駄に抵抗して怪我でもしたら、それこそ馬鹿を見るわ。」
さ、続きをするんでしょ?」
(この女、媚薬の効果でここまで羞恥心が無くなっているのか、それとも……。)
しかし、女にそこまで言われてあれこれと考えている方が時間の無駄だった。
何しろ目の前の香澄は、ベンチの上で大きく股を開いて、
勃起したクリトリスとぬれ濡れになったオマ〇コを弄りながら、
拓海を誘っているようにしか見えなかったからだ。
「香澄、お前、本当は何が欲しいんだ?何をして欲しいんだ?」
「えっ?だって、レイプでしょ?わたし、あなたたちに犯されてるんでしょ?
だったら、あなたたちの思うままにすればいいなじゃないの?
わたしは言われたままに従うしかないの。
だって、レイプされているんだもの。」
そう言いながら拓海を見る香澄の目はあまりにも無防備で、男を誘う目をしていた。