覚悟を決めて-1
麻衣に腕枕をして、裕哉が言う。
『大丈夫? 無理してない?』
『大丈夫です。無理なんかしてません。』
裕哉が麻衣に覆い被さるようにして、キスをする。
『麻衣ちゃん、可愛いね。』
そう言いながら、ブラジャーをはずす。
『おっぱい、すごく綺麗だよ。』
おっぱいを揉むと、麻衣の眉間にシワが寄ってくる。
そして、乳首を口に含むと、
『あっ』
と、小さい声をあげる。
裕哉は、丁寧に麻衣の乳首を舐め上げる。
すると、徐々に、麻衣の声が大きくなってきた。
太股から手を伸ばし、麻衣のパンティの中に手を入れる。
麻衣の秘部は、ぐっしょり濡れていた。
『麻衣ちゃん、ぐっしょり濡れてるじゃん!』
『恥ずかしい、、』
と、両手で顔を覆う。
割れ目に沿って、指を這わすと、
『ああっ、、』
と、大きな声が漏れ始める。
パンティを脱がし、
『オマンコ、舐めてもいい?』
と、言う。
麻衣は、黙って頷く。
丁寧に麻衣の秘部を舐める。
裕哉にとって、女子大生の身体は、新鮮そのものだった。
肌にはハリがあり、スベスベ、ツルツルである。
しかも、けっこう可愛くて、スタイルも良い。
これで興奮しない訳がない。
秘部を舐められ、麻衣は、のけ反るように、感じている。
ベッドのシーツを、ギュッと掴んでいる。
感じながら、麻衣は、前の彼氏と比べていた。
前の彼氏は、麻衣とは遊びで付き合い、セックスも、自分が満足すればそれで終わり、という感じだった。
女性に気持ちよくなってもらおうという思いはまったく無かった。
時には、濡れてもいない麻衣の秘部に、無理矢理に挿入しようとして、麻衣の膣が裂けたこともあった。
しかし、今、目の前の裕哉は、優しく麻衣を抱いてくれる。
『可愛いよ』とか『綺麗だよ』と言いながら、身体を触ったり舐めたりしてくれる。
何より、裕哉は、秘部を舐めてくれる。
前の彼は、自分のモノは咥えさせるくせに、麻衣の性器には絶対に口を近づけなかった。
裕哉に、生まれて初めてクンニをされ、麻衣は気が遠くなりそうなほど感じていた。
すごく恥ずかしい筈なのに、すごく感じている。
もっと続けて欲しいけど、早く挿れて欲しい気もする。
しかし、裕哉のクンニは、けっこう長い。
もう15分ぐらい舐めているような気がする。
そろそろ挿れて欲しい、そんな気持ちになった時、裕哉のモノが入ってきた。
『あぁ〜、、ん〜〜』
と声にならない声をあげ、麻衣は感じてしまった。
腰を動かしながらも、裕哉は麻衣を誉める。
『麻衣ちゃん、スタイル良いね。』
『麻衣ちゃんの感じてる顔、可愛いよ。』
そんなことを言われて、麻衣は嬉しくもあり、恥ずかしくもあり、でも悪い気はしない。
しばらくピストンが続いた後、おもむろに裕哉がモノを抜いて、麻衣のお腹の上に射精した。
『気持ち良かったよ、ありがとう。』
そう言って、裕哉は麻衣にキスをした。
『私も気持ち良かったです。』
と、思わず、麻衣も言った。
麻衣は、こんなにセックスが気持ち良いなんて、知らなかった。
前の彼氏とのセックスって、一体何だったんだろう、と思ってしまう。
正直、裕哉となら、また、してもいいと思った。
いったん、裕哉はシャワーを浴びる。
麻衣も、その後、すぐにシャワーを浴びる。
シャワーから出てきた麻衣は、自分のベッドに戻ったらいいのか、それとも裕哉のベッドに入ったらいいのか、迷っていた。
自分のベッドに戻ったら、なんだかビジネスライクな感じがするし、、。
裕哉のベッドに入ったら、逆に、慣れ慣れし過ぎるような気もするし、、。
そんな迷いを裕哉は感じたようで、
『こっちにおいで。』
という言う。
バスタオル1枚巻いた状態の麻衣は、裕哉のベッドに入った。
その日、裕哉は、もう一度、麻衣を求めた。
2度目は、緊張もほぐれたせいか、麻衣は、より喘ぎ声を出すようになった。
『あぁっ、、いぃっ』
『麻衣ちゃん、今日会ったばかりの人とセックスして、こんなに感じちゃうなんて、エッチなんだね。』
『ち、ちがいます。いやぁぁ、、いいぃぃ、、』
麻衣は、2回目で更に気持ち良くなった。
裕哉の腕枕で、心地よいひとときを過ごす。
『麻衣ちゃん、明日はどうするの?』
『何も決めてなくて・・・』
『俺は、夕方からフェリーでフィンランドに行くけど、一緒に行く?』
『え? いいんですか?』
『いいよ。旅は道連れって言うし。』
『ご迷惑じゃないですか?』
『全然、迷惑じゃないよ。でも、夜は、また麻衣ちゃんを、襲うかもしれないよ。』
『・・はい。・・大丈夫です・・お願いします。』
話している間も、裕哉は、麻衣の腕や背中を撫でている。
麻衣は、それが心地よかった。
『帰りは、フランクフルトからでしょ?』
『はい、6日後の午後のフライトで、上海経由で成田行きです。』
『じゃあ、それまでにフランクフルトまで送り届けるから。』
『裕哉さんは、帰国は?』
『5日後にミュンヘンから成田へ飛ぶ。』