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香澄の本性
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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帰り道の秘密-1

「普通に……。普通に、田辺たちと、というのはダメですか?」
「征爾さん。田辺さんたちともいつか落ち着いて、と思ってはいるんです。
 それぞれ魅力的なモノもお持ちですし、テクニックも嗜好もそれぞれで。
 ただ……。」
「ただ?」
「我儘かもしれませんが今日はちょっと……。
 つまりその……。今日はあまりにもギャップがあり過ぎるというか……。」
「レイプの魅力には勝てないということですか?」
「はい。お恥ずかしい話ですけどおっしゃる通りです。
 わたし、麗子や紗理奈さん、美奈子さんたちが次々と男たちに弄ばれるのを見て、
 わたしはいつ犯されるんだろう、どんなふうに責められるんだろうって、
 ずっと想像していて……。」
「ではさぞつらかったでしょう。」
「ええ。洋服や下着を引き裂かれて、強引に、無理やり……。
 そんな場面をずっと想像していたんです。
 あの麗子でさえ惚れこんでしまった、
 田辺さんのテクニックで犯されたらどうなっちゃうのかしら。
 礼二さんのソフトな接し方、そしてあのいやらしいデカカリペニス。
 そして若くて乱暴な大輔君の長いペニスで強引に突かれまくったら……。
 でも、実際はレイプ犯などではなくて征爾さんの旧友と分かった今、
 その……。なんて言うか……。」
「今更、レイプの緊張感は作れない、ということですね。」
「ええ。わたし、すっかりその気になっていたんです。 
 緊迫した状況で、もしかしたら殺されるかもしれないという恐怖とも戦いながら、
 男たちの弄ばれる場面をずっと想像してしまっていたんです。」

征爾は香澄のためを思って場を提供したことが、
全くの裏目に出たことを心の底から香澄に済まないと思っていた。
「そうですね。よくわかります。興醒めしてしまったというところでしょう。
 うちの者たちが犯された後、香澄さんも、ということになれば、恐らくは……。」
「はい。わたしもみんなと同じようにレイプされて、弄ばれたのなら、
 ここ最近では得られなかったような……。
 あ、征爾さんや敏明君とのセックスが不満だったということではなくって……。」
「わかりますよ。自尊心や尊厳そのものを否定され、暴力に屈し、
 相手に隷従するしかない屈辱的な中から生まれる快感。」
「はい。そんな気持ちを感じながら何度も絶頂にたどり着き、
 挙句の果てには自分から男たちに縋り、もっともっととおねだりをするような、
 恥知らずなほどに淫乱で自堕落な自分。」
「それと比べてしまったら、確かに和やかな一夜は不可能ですね。」
「はい。目の前で見せつけられたもの、
 そして自分が思い描いてしまったものがあまりにも強烈過ぎました。」

「気持ちの切り替えも簡単には出来そうもないですか?」
「ええ。あの田辺さんの、優しさや人の良さを知ってしまっては……。
 あ、でも、いつかご一緒したいという気持ちは本当なんです。
 セックスそのものの魅力は十二分に感じましたから。
 ただ、今日は……。というか、今夜は、ともてそんな気になれそうもなくて。」

「そうですね。いや、大変申し訳ない結果になってしまいましたね。
 昨夜のストレスを解消していただこうと思っていたのが、
 逆にストレスを貯めることに溜めることになってしまうとは。
 いや、本当に申し訳ない。」

「そちらはいかがですか?」
「順調、という言い方もおかしなものですが、
 わたしが中座したこと以外は予定通りと言いますか、予想通りと言いますか。
 ただ、雅和さんともいろいろと話しまして、
 真奈美ちゃんにも、今日、香澄さんや麗子たちが体験したような場面を、
 リアリティーを持って経験させることも必要なのではないか、そんな話題も。」

「真奈美をレイプするっていうことですか?」
「世の中には優しい男ばかりではなく、
 暴力的な男たちもいるのだということを実体験してもらおうということです。」
「真奈美に男の怖さや恐ろしさを教える、ということですね。」
「ええ。真奈美ちゃんはある意味、男に対する警戒心が全くない。
 言ってみれば、ワクチン接種が必要ではないかということです。」
「おっしゃることは何となくわかります。
 ただ……。トラウマになったりしないかと……。」
「はい。ですから、もう少し考えてから結論を出そうということになりました。
 ただ、事は出来れば急いだほうがいい。
 明日にでも起こりうることですから。」


香澄はその後、雅和と話し、
結局、少し遅い時間にはなったが、今夜はこのまま家に帰ることにした。

田辺たちと麗子たちには、それぞれお気に入りの相手も出来たようなので、
今の打ち解けた状態のまま、一夜を過ごさせようと思ったのだ。
それに、正直、香澄は仲間外れにされたような思いも少しだけあった。

「なんだ、帰っちゃうの?そうよね。今更、っていう感じなんでしょ?」
「ええ。麗子のあの必死の姿が思い出されちゃって、
 今更わたしもレイプして欲しいなんて田辺さんたちの言えないもの。」
「でも、それなりのことはしてくれると思うわよ、田辺さんたちなら。」
「ダメなのはわたしなの。今更、殴られたり縛られたくない気もするし。
 日を改めてのプレイだったら大歓迎なのよ。
 でも今夜は、美奈子ちゃんの思いや演技、紗理奈さんの気持ち、
 そして麗子の母性愛、そんなものでお腹がいっぱいっていう感じなの。」
「そっか。残念だわ。」
「ま、3対3で楽しくやって。いいパートナーだと思うわよ、それぞれが。」
「そうね。じゃあ遠慮なく6人で楽しませてもらうわ。
 香澄も近いうちに必ず、ね?」
「ええ。その時はわたし一人で独占させてもらうかもしれないけどね。」
「そうなったら6人がかりで虐め抜いてあげるわ。」
「じゃあね。」


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