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真奈美の性春
【学園物 官能小説】

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エンドレス-7

「実害を真奈美に与えずにそうした経験をさせるには、やはり人が必要ですね。」
「ええ。頼むしかないでしょうね。」
「田辺さん、たちですか?」
「ええ。そしてそれは早い方がいい。
 明日にでも真奈美ちゃんがそうした目に合わないとも限らないわけですから。」
「思い立ったが吉日、ですか。」

「はい。香澄さんには申し訳ないがすぐにでも、
 真奈美ちゃんへの対応を相談しないと。」
「しかし、それは明日が終わってからでもいいのでは?」
「やはり香澄さんのこと、気になりますか?」
「いや、今すぐにと言っても、わたし自身、具体的にどうしていけばいいのか。
 田辺さんに協力していただくにしても、
 わたし自身、落ち着いて、わたしなりにどういう方法がいいのかを考えたい。
 いきなりお任せでは、真奈美に対して無責任、というか……。
 それに、せっかくのチャンスを与えていただいた香澄も、
 あまりにも中途半端では可哀そうですから。」
「おっしゃることはよくわかります。週末のご予定は?」

「3人で、家族旅行に、と考えています。」
「では、それが終わったころに……。」
「ええ。わたしも旅行中によく考えてみます。
 田辺さんにはそれからということで。」

「わかりました。そうとなればわたしたちも気持ちを切り替えて……。」
「真奈美デイ続行、ですね?」
「ええ。ここからはペース配分も考えて、連係プレーも必要です。」
「じゃあ、もう少し、敏明君に頑張ってもらって、わたしたちは少し休みますか。」
「ええ。もともと、ぼくらの性欲の源は、射精欲でも何でもない。」
「同じです。言ってみれば、有り得ないようなシチュエーションに、
 ひどく刺激されるというか……。むしろそれだけで満足できる。」
「はい。若い頃とは違い、必ずしも射精が終わりではない。」
「ええ。そう考えたら、若い頃はずいぶんと無駄打ちをしてきたような気がします。」
「今は、納得の一発、という感じでしょうか。」
「そうですね。それとある意味、
 区切りを付けるというか、相手を納得させるというか。」

「あ、それはあると思います。あ、この人、わたしで満足したんだわ、と思わせる。」
「そう。それがないと、最悪、エンドレスになりますからね。」
「若い頃は、自分が一晩に何発出したかを競ったものです。
 今なら、一発出す間に何回いかせたか、何人いかせたか、ですね。」
「征爾さんと違い、わたしは今まで何回いかせたかが一つのこだわりでしたが、
 これからは、何人いかせたかにもチャレンジしたいところです。」

「その意味でも、複数プレーは有効ですね。」
「ええ。まあ、今日は真奈美デイですから。ある意味人数は関係なく回数ですかね。」
「いや、真奈美ちゃん相手となると、その回数も大して意味はない。」
「と言いますと?」
「真奈美ちゃんの場合は、深さかな、と思います。」
「なるほど。言い換えれば真奈美の満足度ということですか?」
「ええ。もちろん、回数も人数も、出来るだけ多く、そのうえでの満足度、です。」

「征爾さん。確認ですが……。」
「はい。」
「それは、誉め言葉、ですよね?」
「ええ、もちろん、最大限の賛辞です。」
「ありがとうございます。」
「おっと、そろそろ敏明が戻ってくる気配ですね。」
「次は誰が行きますか?}
「雅和さん、いかがです?」
「いや、ここは潤一君でしょう。
 若い力で真奈美ちゃんに畳みかけてもらいたい。
 深さよりも、潤一君には回数を期待します。
 あ、ただし、今に限っての話ですよ。」

「わかりました。ちなみに真奈美ちゃんのいく回数ですよね?
 ボクがいく回数ではなくて……。」
「もちろんですよ。潤一君が何回いこうと、
 敏明はともかく、我々にはほとんど意味のないことです。
 対抗意識は一切燃えませんから。
 ただ、深さとなれば、我々は熾烈なライバル争いをすることになる……。」
「ええ。ただし、それも真奈美次第ですが。」
「はい。相手の満足あっての、自分の満足。それが男のセックスの境地です。」


「ところで征爾さん。何か気になることでも?」
「あ、いや、気になるというほどのことでもないんですが。」
「でも、さっきから何度もスマフォをのぞかれているような……。」
「あ、気づかれていましたか。いや、申し訳ない。
 実は家の方で進行中の、例のことなんですが。」

「ええ。何か支障でも?」
「いや、支障というか、美奈子が少し逸り過ぎたようで……。
 雅和さん。ちょっと家に戻ってもよろしいでしょうか。」
「ああ、もちろんです。」

「せっかくの真奈美デイ、わたしの方から持ち掛けておいて、
 中座するのは申し訳ないのですが、少しばかりまずい状況なのです。」
「遠慮なさらないでください。こちらは若者たちに頑張ってもらいますから。 
 あ、急がれるのでしたら、うちの原付を使ってください。
 飛ばせばそちらの家まで5,6分かと。」
「ありがとうございます。でしたら30分もかからずに戻れると思います。
 ついでに栄養剤やそのあたりの薬も、少々調達してきますから。」
「わかりました。こちらは大乗ですので、急がずに。」
「ありがとうございます。では、お借りします。」


征爾は小さな鞄だけを持って、雅和の原付に乗って出かけて行った。


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