投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

女子体育大学 年下の先輩
【SM 官能小説】

女子体育大学 年下の先輩の最初へ 女子体育大学 年下の先輩 2 女子体育大学 年下の先輩 4 女子体育大学 年下の先輩の最後へ

入寮の儀式-1

 港から20分程度歩いただろうか、海岸沿いの松林を抜けたら広大な土地に3棟の建物が並ぶ寮に到着した。
 ご両親といっしょに来ていた子たちも門の手前でお別れです。
 母親が娘の手を握りしめ、『頑張ってね』『身体に気をつけてね』と別れを惜しんでいる光景があった。

 優子はその横を通り過ぎ、真正面の受付に向かった。受付は門からだいぶ離れていて、門のところで見送る父兄の姿はもう見えない。

受付にははジャージをかっこよく着こなした2名の女性が座っていた。
先ほど、港で会った子たちは短髪に半そで、ハーフパンツ姿であったが、こちらの女性は多分上級生と思われる風格があった。また。この横にもジャージをきた2名の女性が両足を肩幅よりやや広く広げ、両手を後ろで組んで直立不動で立っている。
 優子からは10歳近く年下であると思われたが、その迫力に圧倒されながら、受付に近づき笑顔で軽く会釈をした。

 いきなり、右側に仁王立ちしている女の子が大声で、
『あなた、名前と入学学部を答えなさい』と声をあげた。優子は一瞬戸惑ったが、
気を取り戻し、『体育学科に入学予定の相沢優子です』と答えた。
 左側に仁王立ちしている女の子が間髪入れず、『声が小さい』と怒鳴っている。
優子は思わず、『はっはい』と答えたがすかさず『聞こえなーい』と更に怒鳴りつけられた。涙を堪えながら。椅子に着席している上級生らしき女の子を見ると、ややあきれ顔で意地悪そうな笑みを浮かべていた。

 優子は大声で『体育学科に入学予定の相沢優子です』と答えたが、椅子にすわる上級生らしき女の子が『聞こえない』『頭が高い』、意地悪そうな口調で『もう一回』と言っている。
 優子はなんどもこのやり取りを繰り返し、ようやく、入寮する部屋番号がかかれた紙を渡され次の場所に進むように言われた。
 これだけの大声を出したのは何年ぶりだろう。高校1年生の体育祭の応援団依頼だろうか?優子は喉と腹筋に若干の痛みを感じながら、自分よりはるかに年下の先輩に何度もだめだしされ、直角に頭を下げて、大声で名前を言わされている自分が情けなかった。
しかし、これは、これから始まる地獄のほんの入り口であることを思いしらされる事となる。

優子は年相応ではでではないが私服のスカートとブラウスが若干この空気の中で浮いている気がした。さらに、薄くではあるが化粧をしてきた自分に後悔した。
大学の新入生。すなわち高校卒業したばかりの女の子の雰囲気を考えず、社会人として働き、社会人として身につけた所作はここでは生意気に感じられるのでは・・・不安がよぎった。

 


女子体育大学 年下の先輩の最初へ 女子体育大学 年下の先輩 2 女子体育大学 年下の先輩 4 女子体育大学 年下の先輩の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前