投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

MatchingDIVE
【SF 官能小説】

MatchingDIVEの最初へ MatchingDIVE 18 MatchingDIVE 20 MatchingDIVEの最後へ

オフィスコミュニティ-9

「はぁ〜今日は楽しかった〜♪
たまにはこう言うのも良いわね?

ごめんね義人
連れ回しちゃったりして……」

「いや、別に良いよ
いつも暇だし……だけど
ハワイはちょっと気が早く無いか?

これから
俺たちの会社って
忙しくなるんだろ?

行けるかどうか微妙な
気がするんだが……」

「確かにそうね…
私たちの部署って
色んな仕事が廻って来るから

もしかしたら
無理かもしれないね……

でも!
いざ行けるってなった時に
準備が出来てないのが嫌なのよ!

それに旅行って
行く前から楽しむ物じゃない?」

「まぁ確かにそうかもな……」

「たくさんお買い物して
たくさんおしゃべりして
ストレス発散させておかないと
仕事も続かないわよ!

義人……義人は何を飲んでいるの?」

「え?コーラだけど……」

「あっ!いいな〜
一口ちょうだい?」

「バ、バカ…バーチャルで
それは出来ないだろ?」

「キャハハ♡照れてるの♪」

「もう!からかうなよ!」

「でも、今日はありがと♪
本当に楽しかった!
また、付き合ってね?」

「ああ、いいけど…」

二人は喫茶店で別れてログアウトする。


月曜の朝出勤すると
カノンと義人が課長に呼び出される。

「小林君!松雪君!
ちょっと来てくれ!」

「はい、なんでしょう?」

「うむ
実は二人には
今回の新事業の広報を
担当して貰いたい!」

「え!?広報ですか?」

「うん
このマッチングダイブ事業の
正当性、合理性、清潔感を
国民に植え付けなければならない
大事な仕事だ!

わが社の命運も掛かっている
よろしく頼むよ!」

「ちょ、ちょっと待ってください!
私と松雪君だけで
担当するんですか!?」

「そうだ!詳しいことは追々
取締役会で説明があるだろうから
それまで心しておいてくれ」

「はぁ分かりました……」

二人は自分の席に戻る。

「カノン……広報って何だよ?
なんかヤバそうな仕事なのか?」

「うん……
簡単に言ったら宣伝係ね……
それも、あの苦情だらけの
事業を正当化させるための宣伝…

ああ!なんだかゆうつになってきたわ……」

「そうか……それはヤバイな……」


MatchingDIVEの最初へ MatchingDIVE 18 MatchingDIVE 20 MatchingDIVEの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前