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溺れた身体
【熟女/人妻 官能小説】

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新生活-1

ギシギシとベッドが軋む逞しい身体に熟れた32歳の身体が絡みつく
4月の下旬だが締め切った寝室に男と女の交わりの熱が篭っている
「ハァハァ、ハッアッ」
「アンッあっそこもっと」
萩原は久しぶりに合わせる肌を確かめるように、そして結衣の指示に従うように指、唇、舌を這わせ、女はそれに合わせるように喘ぎ声を漏らした
「先生」
「まだもう少し我慢して」
実は萩原にはまだ十分余裕があった、先生と呼び本当にまだ我慢するだけで女性の柔らかい身体に触れるだけでイキそうになっていた頃とは違う懐かしい感触を思い出したかった
「先生、気持ちいい?」
「聞かなくてもわかってるでしょう」
結衣も同じように昔を思い出しながら今の指先を感じていた、子供と大して変わらない指先が大人のようにゴツゴツとしたものになっていた
初めてだった頃の分身もひとまわり大きくなっているようだった
この前の交わりより深い感情の交換になった
「先生っもうっもういくよ」
「キテっ!いいの、ああっいい」
確実に結衣がイッタことを締め付け具合で確信を持った
「やっぱり先生が1番だよ」
結衣は熱い交わりの余韻に浸りながら萩原を抱きしめて話さなかった
「和成君、今日何が食べたい?」
「先生は料理得意なの?」
「あの頃からずっと主婦してるのよ」
食事の支度をし自宅に戻る結衣を玄関で見送る、その数分後結衣からの着信がある
「見える?また明日ね」
萩原の借りたマンションは結衣の自宅が見える場所にあった
元々が地元なのだからかつての教え子は幾らでも近所に住んでいた
結衣は久しぶりに感じている男との交わりより大人の会話ができる事にほっとしていた
結婚してからの役目は妻ではなく母親として清香の世話をする事であり
体を求められることはあっても露骨に義務、仕方なくという雰囲気を作り、若い身体と比べられることさえあった
迫田は何も知らない少女に教え込む事とまだ硬い蕾のような身体をほぐして行く事が何よりの楽しみなのだ、愛情などはそこには無く結衣もそうだったが性への興味、2人になると女として扱われ大人の世界を見せてくれる人そういう感覚で彼氏とか結婚など考えてもいなかった
今でもそれは変わらない、前妻が愛想を尽かした事にも納得だった
その前妻と自分の違いは子どもが手を離れ自由な時間を持てる事だった
結婚した時はなついてくれず苦労が絶えなかったが18歳になり普通の親子として生活できるようになっている
思い返せば萩原が迫田の浮気を目撃した事が2人を急接近させる理由だった
あの時から10年、それぞれが年齢を重ね再会し新しい関係を作って行く事になるとは思っていなかった
そして萩原が自分を訪ねてくれた事が嬉しかった

それから結衣の生活は一変した、10 時には娘も迫田も家を後にする
午前中に家事を済ませればあとは萩原に合わせる事ができた
萩原は用心深くこのマンションから結衣の自宅が確認できるにもかかわらず玄関が開くと結衣の携帯に連絡がくる様にするなど完璧な工作がされ夫婦の寝室には隠しカメラも設置した
これらは全てが萩原のアイデアだったが用心深いだけではなく将来的な企みの部分もあった

「先生、今日も会える?」
無邪気に聞く萩原を断る理由は結衣にはなかった
萩原の帰宅に合わせてマンションに向かう、チャイムを鳴らすとオートロックが解除されフロアへ表札にはしっかりと自分の名前も妻のように入っている
ドアを開け中に入ると直ぐに唇を合わせる、我慢できないという態度の萩原をなだめる
「慌てなくても大丈夫よ」
男の一人暮らしの部屋だ決して片付いているとは言えない
「先にシャワー浴びて来て、ゆっくり入ってね少し片付けるから」

ベランダには干されたままの洗濯物、リビングには脱いだもの、シンクにはカップ麺の容器とペットボトルが置いてある
手際良く片付けられるのは主婦歴の長さだろう
とても綺麗になったとまでは言えないが彼女を呼べる程度にできた頃
「先生、もういい?のぼせそうだよ」
「なんとかなったから出て来ていいよ」
「先生、あの〜パンツ持ってくるの忘れちゃった」
「何してるの、何処?」
結衣は引き出しから取り出すと渡した
弟の様なやりとりだが彼氏としてもおかしくはない年齢差だ
「もう少し片付けられないの?」
「時間ないんだよ、今日は早かったけどいつもは21時過ぎだよ1人だと毎日洗濯する量じゃないし、貯めるとたたむの大変だし食事もコンビニで買うと容器がゴミになるんだよね、時間があれば自炊もしたいんだけどね
「まだ引っ越したばかりで余計な荷物もないんだから掃除できるでしょう?今できてない事は家具が増えてもできないよ」
「次に招待するときは綺麗にしとくよ」
面倒臭そうにそして嬉しそうに萩原は返事をした



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