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溺れた身体
【熟女/人妻 官能小説】

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合意-3

「塾長は相変わらずなんでしょう?でも僕は先生の事が忘れられないんです離婚してくれとかいうつもりはありません、ただ会えるのなら近くに部屋を借りるつもりです」
「実家から通勤じゃないの?」
「大学からずっと一人暮らしだからこのままでいいかなと思って」
「人妻を誘うなんて悪い子ね」
この時はまだこの年下の青年を昔のように言いなりにできると思っていた、2人で不動産屋を回り自宅から1番近いマンションを契約したのはそれから2日後のことだった
「先生の家から丸見えですね」
萩原はスペアキーを結衣に渡した
「きたら困る時は教えてねあなたの恋愛の邪魔はしないから」
結衣は本心ではときめいていた、高校卒業と同時に結婚したので恋愛と呼べるような経験をしたことがなかった
萩原もようやく想いを遂げる瞬間だった
2人で食器を揃え相談しながらソファーやベッドを購入した、どの店舗でも夫婦に思われた
「先生、ちょっと悪ふざけしてもいい?」
「なんなの?」
玄関に出るように言われたがなんのことだかわからない
「表札見て」
そこには萩原和成・結衣と書いた台紙が入れられていた
「ありがとう」
「えっ?」
まさかお礼を言われるとは思わなかった、2人の家が出来上がった
「隙間を少しでも埋められるようにするから」
「無理しなくていいのよ、ありがとう」
萩原にとっては遊び心だったが結衣には新しくやり直す人生のような感じだった
(時間を取り戻したい)
迫田に対しては不満しかないが、束縛されていたわけではない新しい相手を見つけても半ば公認であったのに作る事をしなかっただけだ
高校生の頃から交際をしたことなどほとんど無いようなものだった
迫田と強引に関係を持たされそのまま結婚した
そして大学を卒業する頃には、迫田の性癖も知り本人からも興味がないと宣言をされた教え込まれた男を喜ばせる性技と女性の喜びは高校生だった萩原に向けられた
それ以来殆ど男性との交わりが無かった
こうして今再び萩原と関係を持ち2人の家を持った事に強い運命を感じていた
(あの時から本気で好きだったのかもしれない)
結衣は遊び慣れていない女だと気がついていなかった、それは浮気を公認するという考えの迫田にも言える事だった




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