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[姦獣共の戯れ]
【鬼畜 官能小説】

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五分間の戦い-4


由芽が意識を失っている間に、鈴木は由芽のスマホを弄ってLINE仲間になり、静止画や動画の全てを送信して抜き取っていた。
もちろんその後には由芽のスマホを中の情報ごと破壊し、この監禁小屋のある位置とは真逆のドブ川に捨ててきてある。


『ほら、イイ女でしょう?コイツを《食材》にしたDVD、皆さんも欲しいでしょう?』

「かッカメラに向けないでよッ!?なんてコトするのよぉ!」


カメラにスマホの画面を向けた鈴木は、静止画をスライドさせて様々なかずさの顔を見せた。
無断で他人の顔を曝せる神経に由芽は激昂するも、自分の首にも社員証を下げさせるところからも、その悪質さは既に明らかである。


『どうする?このまま撮影が続いてDVDが完成したら、この仲良しさんの顔があちこちに住んでるお客様に知られちまうよねえ?女の悲鳴が大好きな、頭のイカレた変態野郎に探し回られて……クククッ!こいつは危ねぇぜ?』

「ッッッ!」


もう由芽はどうしたらいいか分からなくなってしまった。
自分が撒いた種が災禍という名の芽を生やし、無関係なはずのかずさまで巻き込むという最悪の事態を招いてしまった。

この男が言うように、本物の監禁レイプのDVDを買うような男は危険極まりない人物であろう。

このまま黙っていれば自分はレイプされて、その動画が売られてしまう。
そこにはかずさの静止画が映し出されているに違いなく、其れそのものが危険過ぎるのは想像に難くない。
だが、今かずさの情報を暴露したとしたなら、それは危険という言葉を超越した惨事を招く事になる。


『黙りはイケナイぜ、〇〇フード・〇〇営業所に勤めてる新庄由芽ちゃん?〇〇市〇丁目〇〇アパートにお住まいの……』

「うわあッ!?わッ…私の免許証ッ!ふ、ふざけた真似するんじゃ…ッッ!返してよぉッ!!」


鈴木は由芽の免許証をカメラにかざした。
由芽の個人情報を丸裸にする事で、あの女の情報を引きずり出してやろうというのだ。


『遠回しに言っても解らねえか。俺はオマエみてえなブスは興味ねえんだ。この最高にクールでスカした顔のこの女≠姦りてえんだよぉ』

「ぶ…ブスで悪かったわねッ!?じゃあ早くこのブスを放しなさいよ!興味もない女なら縛っておく必要ないでしょッ!?」

『ヒヒッ?いくらなんでもブスは酷いぜ。せめて中の下≠チてトコで止めとかないと』

『だよなあ〜?ブスのカテゴリーの中じゃ充分に可愛いと思うぜ?自信持ちなよ由芽ちゃん』


恵まれた容姿である由芽を嘲り笑い、完全に孤立した状況であると改めて突きつける。
怒鳴り散らしてくる由芽を横目に、鈴木と田中はスマホの画面を覗いては舌舐めずりをした。
まるで今の言葉に裏などないと言っているように。


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