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無人島性活
【ハーレム 官能小説】

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漂着-1


砂浜で目を覚ましたエイジは
生きている事に感謝し
体を起こす。

天気は快晴に戻っている
青い空
白い雲
心地よい風

エイジの期待していた条件が
そこにはあった。

「ここはどこだろう?
船長は無事なのだろうか?」

辺りを見回すが
目に入ってくるのは
奥の見えないジャングル
果てしなく遠い水平線

いずれ救助が来るだろうと
安易に考えながら
砂浜を歩く

砂浜は嵐の後で
ゴミや流木が
流れ着いている

エイジはペットボトルの多さに
びっくりする

「人間の発明で
海の悪はこいつだな...」

ペットボトルを拾い
救助が来るまでの間と思い
砂浜の掃除を始める

何時間掃除をしていただろう
砂浜にゴミの山が出来る

日も高くなり
紫外線が肌に突き刺さる

「日焼けするな...」

独り言が増える

ふと見ると
砂浜に人らしき影が見える

「人だ!?他にも
嵐にあった人がいたんだ!?」

走って人影に近づくと
金髪の美しい女性が
倒れていた

「欧米人かな?
呼吸はしている!
気を失っているだけだ!」

エイジは木陰まで女性を運び
太陽に当たらないように寝かせ
隣に座って救助船が来ないかと
水平線を眺めていた

しばらくして
女性が目を覚ます

辺りを見回し
エイジを見て
何かを話すが

日本語しか出来ないエイジは
さっぱり分からない

「英語じゃなさそうだな...
ナニ人?何処から来たの?」

もちろん通じる訳もない
女性は次第に慌てだし
混乱して大声を出して
砂浜を走り回る

しばらくして
諦めたのか
エイジの隣に
少し間を空けて座る

エイジが
「君も遭難したんだね?
僕はエイジ、よろしく...」と
握手をしようと手を差し出すと

女性は怯えた顔をして
一瞬身を引き
一言「ケイティ」とだけ言って
海を見つめている

エイジは
直ぐに救助が来てくれるものだと
思っていたが
海の様子は一向に変わらない

ただ、太陽の位置が
低くなるだけだった

「まずいな...
このままだと日が暮れてしまう」
エイジが言うと
ケイティは一瞬ビクつく

エイジは
「ハハハ、大丈夫!
何にもしないよ!」
と言い立ち上がる

エイジは
ジャングルに入ろうとすると
ケイティは手前までついてくる

「焚き火の枝を取ってくるから
日陰で休んでて良いよ」
笑って言う

しかし、言葉は通じない
ケイティは
置いていかれるのかと
エイジを見続けていた

しばらくして
エイジは木陰に戻ってくる

数回に分けて
薪にする小枝を運び
枯れた竹を持って帰っていた

「運良く竹があったよ」

嬉しそうに言うが
表情しか伝わらない

エイジは石で竹を割り
竹の縁でもう半分の竹に
擦り付ける

ケイティは不思議そうに見ている

直ぐに煙が上がり
火種をヤシの繊維に乗せ
強く吹きかけると
一気に炎が上がり
その炎で焚き火を作った

ケイティは驚いた顔と
安堵した様子で
炎を見ている

もう空は赤く染まり
日は沈みかけていたが
エイジはケイティを残し
再びジャングルへと入る

日が沈む前に
エイジは丸太を引きずって
戻ってきた

「これを燃やしていたら
とりあえず火は消えないだろう」

そう言って
丸太の端を焚き火の中に突っ込む

日は暮れてしまい
辺り一帯は闇夜となる

見えるのは焚き火と
見たこともない数の
星の輝きだけ

聞こえるのは
ただただ波の音だけだった

ケイティは怯えているのか
無言のままエイジと距離をとる

エイジは
「明日になれば
助けが来るよ」

と自分にも言い聞かせるように
ケイティを励まし
焚き火を挟んで
眠りにつくのであった。


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