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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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奪還-14

清水の顔からようやく余裕の表情が消えた。まさか沼田が自分に歯向かうとは思っていなかった清水の焦りは、もはや全てお見通しの八坂にとっては腹立たしさ以外の何物でもなかった。
「最後までシラを通そうとするとは俺もナメられたもんだ。女を融通きかせてりゃ俺なんかちょろいとでも思ってたか??悪いがお前から差し出された女どもには一切手を出していない。」
「え…?」
「お前は初めから信用出来なかったからな。初めから何か策略があるんじゃないかと疑ってたからな。女には抱かれた振りをしてろと言って飯を食わせて帰してやってたよ。ったく、見境なくヤクをブチやがって。極道の俺もヤクをブたれた女には同情したよ。打ちたくて打つ奴はどうでもいいが、本人の意思に反して打たれた奴は可愛そうだ。テメーのクソさ加減には本当に吐き気がするわ!」
「…」
この後に及んでも言い訳を考える清水。しかしもはや何の言い訳も思い浮かばなかった。

「お前が若い衆に汚い手を使って手懐けてるかも知れないからな、真田以外にはお前を怪しんでいる事を一切知らせていなかった。真田に極秘に調べさせたらよー、お前がこの田村って奴を使いあちこちの組のヤクの取引の金を強奪していると報告があってな。お前は俺らに近づきヤクの取引情報をコソコソ調べてたんだよなぁ!?」
「…」
立ち尽くし一方的に恫喝する八坂の言葉を聞いているだけの清水。いよいよもうダメだと悟った時、腰に手を当てる。しかしその瞬間、事務所にいる組員全員の銃口が清水に向く。清水は掴みかけた拳銃から手を離し、そのまま手を上げた。

「このまま殺してやろうか?俺の一声でお前ら、蜂の巣だ。」
「ゆ、許して…くれ…」
虫の鳴くかのような声を絞り出す清水。
「許す訳がないだろう?」
「そこを何とか…」
「また女でも貢ぐつもりか?」
「い、いや…。か、金は全部返す。」
「そんな問題じゃねぇ。まぁ女か…。そうだなぁ、上原若菜を呼んでヤラせてくれれば許してやってもいいかなぁ?ヒヒヒ。好きなんだよ、あの女は。見てるだけでムラムラしてくる。あの最高に熟した体をたっぷりと味わってみたいもんだ…。へへへ」
「それは…無理だ…。」
「だろうな。じゃ、死ね。」
八坂は壁に飾ってある日本刀を手にする。
「毎日毎日研いでんだよ、コレ。」
まるで鏡のように清水の顔を映し出す。見るからに切れ味が良さそうなそれは誰が見ても本物かが分かる。そして日本刀の輝きにも負けないぐらいにギラギラした目を向ける八坂に清水は震え上がり死を覚悟したのであった。
「落とし前はつけてもらう。」
刃先が清水の首に凍りつきそうな冷たい感触を与えた。


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