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奴隷倶楽部
【学園物 官能小説】

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金沢と学院-1

朝から茶道部の部室は賑やかだった 大人しい女子が集まる茶道部だが普通の女子高生と
変わらないその中心には部長が興奮気味で昨日の話を詳しく説明している
1年の女子は昼食に何を食べるか決めるぐらいしか仕事はないと言っていた

顧問の三谷が来ると部員は先生ありがとうと口々にお礼を言うが
生徒会の手配で何もしていないとお礼を言われ気恥ずかしく思った。

兎に角学院の名誉を汚さない行動を心がけるように言うと生徒会からの協力金3日分を
各生徒に1万円札と千円札5枚と新幹線チケットを渡した。


朝教室に田中を訪ねてルミが来る

「田中くぅ〜ん 約束覚えている?」
「昼食を学食でする件だろッ」
「そぅ〜今日行こう ダメぇ〜ぇ?」
甘えて言うルミ

三谷からは3日間の出張と前日聞いていたので田中は笑顔で快諾した。
ルミはその時に色々話そうねと意味ありげに言うと笑顔で自分の教室に戻っていった

教頭に出発の報告を済ませると三谷昌子たち茶道部一行は金沢に向けて出発した。


田中の教室では朝のルミの行動が噂になっていた休み時間になると女子からも男子からも
ルミに対しての質問が田中に浴びせられるそれだけルミの注目が高いという事だが
田中は朝から有名人になった様で気分が良かった。
内情を知る生徒会執行部の部員は田中の姿が滑稽で可笑しかった


昼休み前の休み時間 寅吉は生徒会室で三谷に向けてメールを打っていた
3日間も会えずに寂しいと熱い文章の内容を送り金沢から戻った後に会う約束をした。

副会長の話では昼にルミが彼氏の田中の方に三谷に別れのメールを送らせるとの事
その為に寅吉が三谷には居ると安心させてトラブルなくメールで別れさせる予定との事だ
今回は副会長も何重にも策を弄して慎重だと思った。
ルミと組んでの仕事がそもそも異例だお互い単独行動するタイプなのに
自分が考えているよりも今回の依頼は完璧を求められていると感じた
もしかしたら会長から副会長へ指示が出ているのかもしれないと思った。


・・・昼休み・カフェテリア・・・


広い談話室にルミが1人暇を持て余してメニューを見ていた、遠くに田中を見つけると
手を振って満面の笑みだった男子生徒はルミが手を振る相手を見つけ出そうと振り返るが
田中だと知ると興味を無くしていた。ルミは良い方向に噂は広がっていると安心した。

「良くココが取れたね 大変だったでしょ?」
「愛のちからだよ(笑)」
「凄いよルミちゃん」
「何食べる?」
「私は女子ランチをドリアじゃなくてパスタで」
「OK俺取って来るヨ」
「優しいね田中く〜ん(笑)」
相変わらず甘えた声で可愛らしく言うルミ

隣のブースでは
「お前もあれ位 甘えた声で報告してみろよ(笑)」
「意地悪言わないで下さい 会長(笑)」
「無理か女王様では」
「私・会長の前では素直で従順な女ですよ(笑)」
「会長も由美子副会長には厳しいですね(笑)」
2人の会話に書記の女子が突っ込みを入れていた

「由美子には時々意地悪してやらないとダメなんだよ」
「ああぁぁまたぁ意地悪ぅぅ」
由美子副会長は凄く嬉しそうに会長に甘えた
女子はそれを見てニコニコしていた。


トレイを持って戻ってくる田中
2人は楽しく会話しながら食事を始めるがルミは噂が広がっている事を田中に報告する
田中と付き合いたいが他に女が居たりするなら諦めると言う
付き合ってからトラブルになるのも嫌だし他の女子に恨まれるのは嫌だと言った
付き合うなら今私の前でトラブルの原因になる女子にメールして別れて欲しいと言った
田中は何人か可能性がある女子にメールすると三谷へ別れのメールを送った

ルミは嬉しいと言いながら田中の手を握り太腿を擦り上げ時々膨らみに触れて刺激した
田中はこんな所でヤバイと言うが彼女ならこれ位普通だと大胆に膨らみを刺激した。


隣のブースでは
「流石にお前の彼女は甘え上手だな(笑)」
「ええっ それが仕事ですから」
「由美子もあれ位やってみろよ(笑)」
「会長にですかぁ〜(笑)」
「私しますッ会長のお世話なら喜んでぇ」
「あなたが絡むと話がややこしくなる」
「えええッ会ちょ〜うぅぅ」
女子は甘えた声でそう言って3人は笑った


金沢に着いてスマホを見ると彼氏からメールが届いていた
あれほど夢中だった彼からのメールだが何のトキメキもなくメールを見た
別れたいという内容だった他に好きな女が出来たとの事だが
驚きよりもセンスのないメールだと直ぐに読み終えるとメモリー事消去してしまった
意外とあっさりしている自分に驚いたが未練はなかった。
これからの3日間とその後の寅吉との予定に心が弾んでいた


学院長が見ていたらあの騒ぎ方は何だったんだと言いたくなるだろう
それほど自然に無理なく別れることが出来たという事だろう

恐るべし由美子副会長・・・奴隷倶楽部




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