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玉子焼き
【純愛 恋愛小説】

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玉子焼き-3

「マジ?」
「よくこんなマズいの作れるよね。すげぇよ。これからは作らなくて良いよ。」
「そ…そんなぁ!」
これからは作らなくて良いよ。と言う言葉に物凄くショックを受ける俺。
「え!?なんで泣いてんの滄!」
「だって…作らなくて良いって…うぅ〜。」
「バカ言うな。」
「はぃ?」
「私が毎日作ってあげるから。美味しい、美味しい。玉子焼きをさ。だから滄は作らなくて良いっつったの。絶対毎日離れないから。安心しろって♪」

「それは…プロポーズですか?此華さん。」
潤んだ目で話し掛ける俺。
「そうだよ!察してよ!恥ずかしいんだからッ…って、その子犬みたいな顔やめろぉぉ!」
此華は一年前と同じように顔を手で覆い、のたうちまわる。

「これからもよろしく。此華♪」
「うぅ…よろしくね。滄♪みっちりしごいてやるんだから!タマゴ持ってこーい!」
「え?さっき作らなくって良いって…。」
「やっぱり心配なのよぉ!つ・く・れ♪」
「ぎゃぁぁぁ!」


fin♪


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