義母は蜜の香り-6
6. 陶酔
江戸時代からの名士も埋葬されている墓地は、東京の下町とは思えぬ静寂に包まれ、老木の張り出す茂みから漏れる木漏れ日に包まれて平和そのものだ。
墓石と生垣の自然の密室に囲まれ、八重子は健志の腕の中で、陶酔に浸っていた。
舌が絡むと、健志の手が八重子の袖の下を潜って乳房を掴んだ。子供を一人生んだだけ、夫との夫婦ごとも疎遠だったので、肉体は実年齢よりもはるかに若さを保っていた。
「エリ、エリ、ああ〜エリ、お帰り、寂しかったよ」
健志の指が乳房を揉み上げ、揉み上げながら乳輪、乳首へと延びていく。
墓石を背に腰掛けた健志の膝の上で、八重子は健志に身を任せていた。強過ぎず緩過ぎず、健志の指先はツボを押さえながらやがて乳首を指に包む。乳首がくくッと膨らみ固くなる。
「あっあっあ〜〜」
乳首の快感が子宮に伝わると、八重子は思わず呻きを漏らした。
袖口から離れた手が襟口を押し開き、被さる健志の唇が固くなった乳首を吸い込む。
喪服の裾を割って腿に沿って伸びてきた指先が、恥毛を掻き分けお小根を探る。割れ目から溢れた愛液が恥毛を濡らし、指先に絡む。
「ウッウッうううぅっ」
小根頭をつまんだ指先がムニュムニュと根元まで扱き、割れ目に沿って蜜ツボまで滑った。
「た、たけしさんっ〜あたし〜あたし〜変になりそう」
喉の奥から、八重子の声が途切れ途切れに漏れてくる。