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露出女子高生 石原サクミ
【痴漢/痴女 官能小説】

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再会 あなたのことが知りたい-1

朔太郎は今日起きたことを思い返していた。
最初はあの女子高生のことで頭が一杯だったが、
家に着き、父親の遺影に手を合わせ、夕飯を済ませる頃になると、
学校で話した仲間たちの武勇伝とも言える女性遍歴が思い起こされてきた。

自分は3年間の高校生活で、彼女らしい彼女もできず、
公園露出でのオナニーくらいが精一杯の話題だった。
それにあんな行為が武勇伝などと言えたものかどうか、
全裸の女性を見た、のも、夢なのか現実なのかよくわからないし、
彼女と何かがあったわけでもない。
他の3人に比べて見劣りがするのは自分でも明らかだった。


(それに比べてあいつらはなんなんだよ。)

幸太郎先輩は幸いにも(?)4年間の高校生活を送り、
3年の夏には学校始まって以来の快挙となる、
野球部夏の地区予選ベスト8の立役者となったばかりでなく、
その陰でこっそりと彼女らしき女性との密会を続けていたというのだ。

準決勝敗退と同時に自然消滅したのか、
それとも幸太郎先輩の大不振の原因が自分とのセックスだったことを悟り、
彼女の方から身を引いたのか、
あるいは敗者などにはもう興味が無くなって、彼女の方から縁を切ったのか、
朔太郎にはもちろん、幸太郎自身がよくわかってはいない様子だったが、
それでも大会期間中、勝利をあげる度に、
先輩曰く美人女子高生とベッドを共にすることができたのだ。

まあ、その後は留年と言う憂き目にあい、
朔太郎と同級生となった去年の夏は、
当然のことながら試合への出場資格もなく、
ただキャッチボールを繰り返すだけの欲求不満の1年を過ごしたとはいえ、
夜中の公園で街の明かりに向かって射精しただけの朔太郎とはやはり雲泥の差だった。



柔道部の根沢翔琉に至っては、団体優勝のお祝いとして、
あの女子高の保健室で、やはり美人顔の女子高生と、
くんずほぐれつ、翌朝まで楽しんだというのだ。
それも、最初は1対1の個人戦で、互いの身体を十分に堪能しあったようだ。

朔太郎は自分自身がセックス経験がないばかりか、
他人のセックスを間近で見た経験さえない。
根沢は同じ柔道部員4人と女子高生のセックスを、
女子高の保健室という特異な場所、そしておそらくは狭い空間の中で、
間近で、それこそ隅々まで鑑賞しあったのだろう。

もしもそこに朔太郎もいることができたのなら、
当然、ライティングから背景まで熟慮し、使える限りの機材を使い、
最高の映像と最高の写真を撮影しただろう。

見るだけでも良かった。
そう。見ることができるだけでも良かったのだ。
いや、見たかった。話に聞けば聞くほど、その場にいたかった。
参加させてくれなどという厚かましく図々しいことなど決して言わない。
ただただ見たかった。
それさえ無理なのならば、せめて声だけでも聴きたかった。

なぜ、根沢はその時に親友の朔太郎に声をかけてくれなかったのだろう。
いや、この際、友情などはどうでもいい。
せめて朔太郎の撮影技術を、どうして思い出してくれなかったのだろう。


(今更仕方ないか。)
朔太郎は自分のベッドに入り、一人の女子高生が根沢たち5人の柔道部員を相手に、
身体を交えている様子を想像しながらオナニーをし続けた。

根沢たち5人の顔はよく知っている。
相手の女子高生はどんな顔をしていたのだろう。
今日、あんな話を聞くことになるのなら、
今までに撮りためた女子高生たちの画像データを持っていくんだった。
あのデータがあれば、この街の、いわゆる可愛いと噂のある女子中高生や、
美人顔と評判の女子中高生、いや、中には女子大生やОLに至るまで、
かなりの数の女性の画像データから人物を特定することも可能だったはずだ。

いや、それを言うのなら、愛用の超望遠レンズも持っていれば、どんなに良かったか。
そうだ。まさに備えあれば患いなしだ。
明日、何があるかわからない。
朔太郎はベッドから起き上がり、自分のバッグを取り出した。
そして戸棚から超望遠レンズとパソコン、
そしてあの大量のデータの詰まったSDカードをバッグに入れた。

明日、また学校で幸太郎先輩たちと会う約束になっていた。
その時に、このデータで、幸太郎先輩の相手や根沢たちの相手、
そして章人の探している女子高生を特定しようというのだ。


しかし、生きているといろいろなことがあるものだ。
今日の帰り道の体験だって、かなり特異な体験と言えるだろう。
惜しむらくは、自分自身が気を失ってしまったことだった。
それがなければ、明日、あいつらに自慢して話すことができたものを。。。

自分を尾行する彼女を巻いて、階段の下から見上げた時に見えた彼女のスカートの中。
倒れた自分を助け起こそうとしゃがんだ時に見えた彼女の股間。
間違いなくノーパンだった。
しかも、自分の錯覚でなければ、彼女はパイパンだ。


あの日、夜中の公園で全裸で砂まみれになっていた女性のヘアは、
かなり薄かったがパイパンではなかった。
今日の幸太郎先輩や根沢の話に出てきた女子高生も、
パイパンだったという話はなかった。

となると、今日の彼女と幸太郎先輩や根沢の相手は別人である可能性が高かった。
まあ、もっとも、幸太郎先輩の話も、根沢たちの体験も、
朔太郎たちが高校2年生の夏から秋にかけての話である。
まあ、その頃は普通にヘアがあったのに、その後脱毛の処理をしてパイパン、
あるいは非常に薄いヘアになっていたということも考えられなくはないが、
そのあたりはもはや想像の世界でしかない。


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