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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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刑事の妻-5

さとみとは同い年だ。普段意外と同い年の女子と話す機会がないマギーは、そんなさとみに気を許したのかもしれない。今、自分が悩んでいる事を口にした。

「私ね、どんどん杉山君の事を好きになってる。昨日よりも今日、今日よりも明日。どんどん好きになって行くのが分かるの。私、前にも話したけど、高校の時に親友をあんな形で失って、彼女を自殺に追い込んだ犯人をずっと恨んで生きてきたから、ずっと男性不信っていうか、嫌いだった。でも杉山君と出会って、男が全部が全部そんなんじゃないって事を教えられたし、杉山君はいつも私だけを愛してくれる。それまでどんな男にも負けたくないって思ってたけど、大好きな人に甘える幸せを教えて貰った。私は刑事になってから上原さんの背中を追って来たし、上原みたいな男に引けをとらない、そんな女刑事になりたいって思って来た。いつか上原さんを抜きたいって、頑張って来たつもりだった。でも最近、今の自分はどうなりたいのかって考えた時に、自分の中の比重が杉山君に傾いているのが分かったの。上原さんのようか刑事になりたいか、それとも杉山君と結婚して、さとみちゃんのようにしっかり旦那さんを支えたいのか…、私は今、杉山君と一緒になりたい気持ちが強いの。刑事を辞めたがってる自分に気付いたの。でも誰にも相談出来なくて、モヤモヤした気持ちを抱えながら、最近捜査にあたってる自分がいたし、早く帰って杉山君と一緒にいたい、そんな事ばかり考えて任務についてる。こんな気持ちじゃとても刑事はつづけない。だからこの事件が終わったら上原さんに相談しようと思ってる。」
溜めにためた苦しい胸の内をさとみに打ち明けた。さとみはずっと表情を崩さずにマギーの話を聞いていた。

さとみなら自分の気持ちを理解してくれると思った。しかしさとみの口から出た言葉はマギーにとって意外なものであった。
「そんなヤワな気持ちじゃあ、とても刑事の妻は務まらないわよ?」
そう冷たく言い放った。
「え…?」
理解し共鳴してくれると思っていたマギーは驚いてさとみの顔をみつめたまま動きを止めてしまうのであった。

マギーは今日、さとみがここに来たのは自分に何かを伝える為だったのではないか…、そんな気がした。さとみのどっぷりと座った雰囲気に、マギーは思わず息を飲んでしまった。


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