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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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犯人像-6

「となると、高島謙也の息子も気になりますね。」
マギーがそう言うと、若菜はニヤーっと笑った。
「あのイケメン君?なになに、どー気になるの〜?やだ、鞍替え??」
「ち、違いますっ!!そーゆー気になるじゃないですから!」
「きっと巧いわよー、セックス♪」
「どーでもいいですよっ、そんな事っっ!」
「アハハ、そうだね。(やっぱからかい甲斐があるわ、マギーは。)」
マギーは溜息をついて気を落ち着かせる。
「高島謙也の奥さんっていくつなんでしょうかね。」
「奥さん??」
「はい。だって高島謙也はいま75歳ですよね?息子の広徳は20歳。て事は高島謙也が54、5歳の時の子供ですよね??まさか奥さんも55歳って事はないでしょうし。」
「そー言われればノーマークだったわね。ちょっと当たってみる?」
「ハイ。じゃあ早速明日当たってみます。」
そう言ってマギーは華英をチラッと見た。
「フフッ、いいわよ、華英ちゃんと行きなさい。」
「分かりました。」
マギーは嬉しさを押し殺しているような様子だ。華英はマギーと一緒に捜査に出るのは大好きだが、覆面男達に暴行された事を感ずかれまいかと心配であった。

「今日の所は動きもないし、もう上がっていいわよ?ゆっくり休んで明日またがんばりなさい。」
「はい。ありがとうございます。」
マギーと華英はそう言って本部長室を出て行った。

「なぁ、事件の鍵を握る高島謙也の息子のトコに行かせて大丈夫か??三島があんな目に遭ったばかりだと言うのに。」
心配する石山に若菜はサラッと言った。
「大丈夫よ?彼は警察の協力者だから。」
石山は耳を疑った。
「マジ…っすか…?」
「マジっす。」
「いつから…?」
「私が知ったのは昨日。副総監に高島謙也の件を電話で話してた時に、実は広徳は自分の協力者だからあまり波風立たせないでくれと言って来たの。雇っている理由は教えてもらえなかったけど、まず裏切る事はないって。副総監も高島謙也の黒い噂を聞いていて、彼を調べてる過程で広徳と出会ったみたいで、やっぱり詳しくは話してくれなかったけど、警察との関係は何が何でも伏せておきたいんだって。」
「ならどうしてわざわざ彼の元に行かせるんだ??」
「彼から善を感じるか悪を感じるか、試すいい機会だと思って。2人には捜査の先頭に立って引っ張ってもらわなきゃ困る。私がいる事で私に頼りがちになってるから、気になった事は積極的に調べて欲しいし、刑事として善悪の区別がつく目を持って欲しい。それに彼が大学を卒業した後、公安で働いて欲しいと働きかけてるんですって。本人は政治家になりたいみたいですがね。父親が3億円強奪事件の犯人だろうが何だろうが、それをふまえても優秀な人材だって。マギーと華英ちゃんが広徳の悪を憎む志を感じられるかどうか、様子を見たいと思って、です。」
「そうか…。」
石山は若菜も何だかんだ言っても若い者に道を譲る準備をしているのだなと思った。

「それにしてもあのタヌキ親父、何か私に隠れて何か企んでるようなのよねー。ま、悪い企みではないんだろうけど、気になるわー。」
副総監、津川秀夫には何か秘密を感じる若菜であった。


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