E星人-2
ンドゥンゴが全裸になってもノラはベッドに腰掛けたまま。
そしてンドゥンゴに向かって両手を伸ばした、そして彼がかがむと首に腕を回してキスを促した。
E星人の口は大きいが唇の先端は器用に動く、ノラはその唇の感触を存分に楽しんだ。
体毛に覆われた身体はかすかに匂う、だがそれは決して嫌な臭いではなくノラの中の『雌』を呼び覚ます匂いなのだ、そしてそのままベッドに引き倒すようにして重なった。
E星人は体毛に覆われているが、ごわごわした感触ではない、毛の一本一本が細くて柔らかいので滑らかなのだ、ノラは背中に腕を廻してその感触を味わう。
「嫌ではないのか?」
ンドゥンゴがそう訊いて来る、確かにノラの同僚にもE星人の相手をすることを嫌う者もいる、ペニスの形状だけでなく毛むくじゃらの体に抱かれることを嫌がるのだ、ンドゥンゴに限らずE星人はその見た目から嫌がられることが多いのだろう。
「全然……ワイルドで素敵よ」
ノラがそう答えると、ンドゥンゴは嬉しそうな顔をして掌をノラの左の乳房に被せて来た。
E星人の掌は大きく指も太い、そして力も強いのだが、無暗に強く握ってきたりはしない、すっぽりと覆うようにしてソフトに揉んで来る、掌の真ん中で乳首をコリコリと転がして来るのが心地良い。
右の乳房にンドゥンゴの唇が被さって来た……E星人の口は大きい、無暗に大きくはないノラの乳房ならばすっぽりと覆われてしまう、そしてその状態のまま舌で乳首を舐められるのはE星人ならでは、その感触にノラの体は愛液を盛んに分泌し始める。
ノラは左の乳房を愛撫しているンドゥンゴの右手を取り、肥大し始めたクリトリスへと導いた。
太い指で、しかしソフトにクリトリスを愛撫されるのも格別だ、そしてンドゥンゴはいつの間にか唇を右の乳房に移し、右手で左の乳房を愛撫している、ノラは愛液がサラサラになって来ているのを感じ、ンドゥンゴのペニスに手を伸ばした……まだそれはこぶ状にはなっていない。
「挿れて……」
ここまで濡れていればもう待つ必要はない、E星人が射精までに時間がかかることを考えれば早めに挿入されてしまった方が良い。
「ああ」
ンドゥンゴがノラの膝の間に膝をつき、ペニスに手をあてがってゆっくりと挿入して来た……。
「あああ……」
途端に先端が肥大し始めたのを感じる……ンドゥンゴは好ましい客だがペニスの形状はまた別、ここから娼婦にとっての苦行が始まるのだ。
「あひっ……んぐぅぅ……」
すっかり肥大したペニスはノラの膣内を隙間なく満たす、7〜8センチもの太さになれば満たされると言うよりも押し広げられていると言った方が良い。
だが……。
20分程もピストンを受け続けているうちに、ノラの体が今日で3回目だと言うンドゥンゴのセックスを思い出した。
E星人は個体数が少ないが、それでも延べ数十人の相手をしている、そのほとんどが夢中で腰を振り続け、ノラはそれにひたすら耐えているばかりだった。
だがンドゥンゴは無暗に奥を突いて来ない、長さは充分なので子宮口まで届いてはいるのだが、最も押し込んで来た時に先端が触れるか触れないかのところまでしか挿入されていないのだ。
先端が6〜7センチになったペニスで子宮口を夢中でガンガン突かれれば当然痛むし、そのまま突き破られてしまうのではないかと言う恐れすら感じる、だがンドゥンゴのようにソフトに突いてくれればそれは目くるめく快感、こんなE星人もいるんだなと感じたことが2回だけある、それがンドゥンゴだったのだ。
「思い出したわ……E星人さんですっごく感じさせてくれた人がいたのを……あなただったのね」
「……」
ンドゥンゴはその大きな口の口角を少し上げた。
「ああああああああああああっ……」
ンドゥンゴがピストンのペースを徐々に上げて来た。
他のE星人ならばそろそろ痛くなって来る頃、ンドゥンゴのペニスも7〜8センチに肥大しているのだから痛くないと言うことはない、だがそれは快感と隣り合わせの痛みだ、我慢するだけの痛みではない。
そして更に15分後、ピストンのペースが更にアップして来た、射精が近いのだろう。
ノラは長時間感じさせられ続けて相当に消耗していたが、体は素直に反応して絶頂への坂道を登り始め、無意識に脚がンドゥンゴの腰に巻きついていた、だがンドゥンゴの腰はがっちりしていて容易に足首を絡められない。
「足首……絡めさせて……」
そう訴えると、ンドゥンゴはピストンを一旦止めてノラの脚を取り、足首を絡めるのを手伝ってくれた。
「ごめんなさい、もう中断させないから」
ノラがそう言うと再びピストン……そしてそれはすぐに最高速にギアを上げて来た。
「うあぁぁぁぁぁぁぁぁ……」
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉ……」
ノラが叫び、ンドゥンゴが吠えると、ノラの膣内の奥深くで大量の精液が飛び散った……。