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スペースコロニーN-335第一娼館
【SF 官能小説】

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E星人-1

「ノラ、もうすぐ店じまいなのはわかってるんだけどさ、滑り込みのお客さんがいるんだよ、もう一人だけいいかい?」
 娼館の店じまいは午前1時、その時体が空いていればあがりにして構わないのだが、相手をしているお客さんに『もう時間だから』と切り上げてもらうわけには行かない、売れっ子のノラには30分ぐらいの『残業』はちょくちょくあることだが、閉館すれすれに滑り込まれると1時間近い残業になる、この娼館の料金システムは1時間が基本単位になっているのだ。
「何星人?」
「E星人のお客様だよ」
「うへっ……」

 今日は口開けの客が自意識過剰のマッチョ、C星人でいきなりの3本、1時間で2時間分の稼ぎにはなったが、直径6センチ、長さ25センチで突かれまくれば相当消耗する、次の客はD星人のブルーで1時間に5連発、D星人の射精量は地球人の3倍だからもう体中、髪までベトベトにされた。
 その後は地球人が続いたものの、いましがた帰って行った客は100キロ以上ありそうなデブ、体のわりにアレは小さめだったからやたらと腹を押し付けられて随分と苦しい思いをさせられたのだ、その上E星人とは……ついてない。
 E星人……娼婦仲間の間では密かに『ワンちゃん』と呼ばれている。
 体のサイズ、ペニスサイズとも地球人とあまり変わらないが、体が毛皮でおおわれていて、力はかなり強い。
 もっとも、姿かたちが犬っぽいと言わけではなく、地球の動物で言えばむしろ猿に近い、20世紀の映画に『猿の惑星』と言うものがあったそうで、ノラも雑誌で写真を見たことがあるが、きちんと服を着て精悍な顔つきの猿はE星人とかなり近い。
 知能も地球人とほぼ同じ、地球人にはいい加減な人間も少なくないが、E星人は概して真面目で辛抱強く、責任感も強いので総合的にはより信頼できる種だ。
 コロニーは地球の資本で建設されているので地球人が監督の座を占め、E星人はその下で班長と言った役割を担うことが多いが、それは見た目が獣っぽいことからくる偏見からだ。
 それなのに『ワンちゃん』と陰口をたたかれるのはそのペニスの特性によるものだ。
 E星人のペニスは挿入すると先端がこぶ状に膨らみ、容易に抜けなくなるのだ。
 当然ピストンのストロークは短くなり小刻みなピストンになるので、あっさりと射精してはくれない、2〜30分間挿れられっぱなしになるのは覚悟しなければいけないし、遅漏なE星人だと40分以上になることもある。
 抜く時は射精後なので、その先端が膣内でどれくらいの太さになっているのかは見たことはないが、感覚的には7〜8センチになっているように感じる、そのペニスで小刻みに30分以上突かれていると結構きついものがある、内臓まで圧迫されて苦しいし、15分を超えた辺りからはこすれて痛くなってくる。
 C星人も概して巨根で太さ6センチくらいはあるが、彼らは概して早漏でそのビッグサイズを受け入れていなければならない時間は1分程度、少し遅漏になる2回戦を挑まれたとしても2分程度だ、E星人は根元こそ4センチ前後だが、先端だけならC星人を上回る、それを挿れられっぱなしにされるのだからかなりつらい。
「他に体空いてる娘いないの? あたしもう8人目なんだけど……今日はキツイ客が続いたし」
「でもご指名なんだよ」
「と言うことはリピーターさん?」
「3回目だって」
「そうなんだ……それじゃ仕方ないか……」
「ありがとうね、じゃ通すからね」
「わかった……でも5分だけ待ってもらって、シャワーがまだだから」
「頼んだよ」
 ノラはため息をついてシャワー室に入った。

「ごめんね、地球人にはE星人さんの顔は区別しにくいの、あたしを指名してくれたの3回目なんだって?」
「最初は飛び込み、指名はこれが2回目」
 E星人は一般的に口数が少ない、唇が大きいので地球の言語は発音しにくいと言うこともあるのだろうが、毛むくじゃらであることにコンプレックスを持っているようだ。
 ノラはそんなE星人が嫌いではない、自意識過剰のC星人などに比べればずっと好ましい、男らしさを感じるのだ、そして抱き合えばもっと強い『雄』らしさを感じる。
 そもそも雄が雌を欲するのはどんな種であっても自然なことだ、雄に求められる雌であるならば、それは自分に魅力がある証だと思う、娼婦と言う職業にあって、それは悪いことであるはずもない。 
 E星人との間では受精しないので実際にはそうはならないのだが、E星人のペニスが特殊な形状なのは種の保存のため、2回目の指名と言うことはこのE星人は自分をそのためのパートナーにしたいと感じていると言うこと、悪い気はしない。
「良かったら名前教えて、『お客さん』って呼ばれるより、名前で呼ばれた方が良いでしょ? 本名を明かしたくなければニックネームでもいいわ」
「ンドゥンゴ」
「男らしい響きね、じゃ、ンドゥンゴ、脱がせてくれる?」
 ンドゥンゴは頷くとまず自分から脱ぎ始める、これが3回目と言うことは、ノラは一枚しか着ていないことを知っていて、男のたしなみとして自分から脱いでいるのだ。
 全部脱いでしまうと、すでに半勃ちになっているペニスが目に入る、まだこの時点ではすんなりした形状だ、もう少し大きくなるとしても、このままの形ならばE星人はウェルカムな客なのだが……。
 


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