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新任女教師 芳田倫子の日常
【教師 官能小説】

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私立椿子幡高校-2

着任早々、そんな倫子に目を付けた同僚教師がいた。
槍田建男(やりた たてお)。
3年3組の担任をしている数学の教師で、
チアガール部の顧問をしていた。

槍田はイケメン俳優と呼ばれる俳優に似ていることもあり、女生徒から人気もあった。
槍田が顧問をしているチアガール部は大した成績を残してはいないにもかかわらず、
毎年の新入部員が20名から30名という不思議な部で、
この学校の女子受験生獲得には一役を担っていた。

そう。彼女たちのお目当ては顧問の槍田だったのだ。
若手俳優に似た容姿、さわやかなイメージが女子中学生の間でも評判となり、
この高校の中においても不思議なポジションを締めるようになったのだ。

もともと槍田は女子高生に異常なまでの愛着をもっていた。
高校教師の道を選んだ理由の一つにそのことがあったことは間違いなかった。

槍田は毎年、目星をつけた女子生徒と仲良くなり、
十分に関係を築いたうえで必ず屋上に誘った。

勿論、屋上は普段は施錠されていて誰でも自由に出入りができるわけではなかった。
それに通常、屋上のカギは内側にしかついていない。
外からの侵入には備えていないのが普通だ。
しかし、建男は校内の安全防災部の責任者でもあった。
学校予算で屋上の扉にわざわざ外からも施錠できるものへと変更していたのだ。
それでいてそのカギは常に槍田が持っていた。
つまり校舎の屋上は槍田だけが入ることのできる聖域だったのだ。

槍田はその聖域をまさに自分のための性域とした。
屋上に出てしまえば周りに高いビルが建っているわけでもないので、
こちらが下を見下ろさない限りは誰からも見つかる可能性はなかった。
そもそも屋上へのドアのカギは常に建男が持っているので、
屋上に上がれると思っている人間も校内にはいなかったのだ。

槍田は就任以来、毎年少しずつ屋上を改良していた。
今では屋上にあるポンプ室が拡張され、
そこにはエアコンやダブルベッド、シャワールームまでが完備されていた。
これも槍田の画策で「非常時への備え」という名目で学校予算を使って作らせたものだ。

槍田に声を掛けられ、屋上に誘われた女子生徒は、
当然のことながら槍田と肉体関係をもつ。
当然、その女生徒はそのことを「ここだけの話だよ。」と、
周りの仲間に自慢げに吹聴する。

ある時、学年ナンバーワンと称されたアイドル顔をした女生徒が、
意外なことに槍田に振られたという噂が広がった。
あんなに可愛い子なのに《鎗田先生が選ばなかった》ということが噂になった。
《自分からアピールするような女子はどんなに可愛くても相手にされない》
そうした槍田に対するイメージが独り歩きし、槍田の人気を押し上げた。

事実、建男は自分に言い寄ってくる女子生徒には目もくれなかった。
それだけではなく自分に色目を使ってくる女子や、
建男からの申し出を簡単に受け入れてしまいそうな女子には声を掛けなかった。

自分に興味をなさそうにしている女子をゲットした時の達成感が堪らなかったのだ。

だから建男は授業中や部活動での挙動を見て、女子生徒を物色する。
そして、自分のタイプでありながら、
自分には気がなさそうに思える女子を選んで建男が声をかけるのだ。

ただ、女子生徒と建男の思惑がいつも一致するとは限らなかった。
女子生徒全員が建男の誘いを待っているわけではなかったからだ。
しかしながら、そこの見極めを誤って、
建男に興味がない女生徒に声をかけてしまった時が、
実は建男にとっての醍醐味だったのだ。

廊下ですれ違いざまに、そっと耳元にささやきかける。
「どうだい?今から屋上にでも行ってみない?」
待ってましたとばかりしっぽを振って直ぐに付いてくる様な女子には興味なかった。
そんな女子だった場合は、言葉通り屋上まで連れて行き、
しばらく一緒に景色を眺めてそれで終わりだった。

「困ります。」
「これから授業ですから。」
「直ぐに部活に行かないと。」
どんな理由であれ、女子たちの言葉と態度、
そこに隠された嘘と本当を見極めるところからが建男の楽しみだ。

(本当に困っているのだろうか。授業がなければOKなのだろうか。
 部活が終わった後なら平気なのか。)
それらを女子の言葉や何気ない態度、顔の表情などから読み取のだ。

時には「わたしは槍杉先生のこと、嫌いですから。」と返事した女子生徒もいた。
その言葉の裏にあるものを建男なりに読み取り、あっさり諦めるか、執拗に口説くか、
その結果がどうなるのか、そのスリルが堪らなかった。

万が一、まったくその意思がない女生徒に声をかけてしまった時であっても、
半ば強引に屋上へ連れ出し、少しばかりの脅し文句で強引に行為に及ぶというのも、
建男にとってはスリルあるギャンブルだった。

女子生徒がそのことを親なり学校なりに訴え出れば、
教師としての道は断たれ、家庭も失うことになるのだから。

断られるかもしれないというスリル。
密告されないように、そしてバレないように行為を行うというスリル。
そうした危ない橋を渡ることの快感に建男は囚われていたのだ。

建男の誘いにすべての女子が応じて屋上についてくるわけではない。
だが、階段での愛撫を許した女子は、たいがいそのまま屋上についてくる。
建男は今年度に入ってすでに5人の女子と屋上での野外セックスに成功していた。


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