未来・上原詩乃-10
「未来さん、これ痛くないっすか?」
「痛くないよぉ〜……気持ちいいっ! すんごい気持ちいい〜……」
四つん這いの未来にのしかかった丸山は、バックからアナル挿入してぐりぐりと腰を回していた。
妊婦だからズンズン突くのを憚っているようだ。
「ヤベえよ未来さんのケツ……肉越しに赤ちゃん犯しちゃってるみてえな。赤ちゃんって男の子? 女の子?」
「女の子だよぉ〜……」
「マジかよ。生まれる前から親子丼してんぞ俺」
「子供がおっきくなってエッチ出来るようになったらほんとに親子丼してみるぅ?」
「それ最高っす! 未来さんの娘だったらぜってー可愛い!」
密着して後ろからの乳揉み、さらにキスと、熱々でおかしな約束をする二人。
未来の眼中からは、今この瞬間は俺の存在など消え去っているようだった。
俺は詩乃の頬を強めに吸い、跡がついたか確かめてみる。
「なかなかキスマーク出来ねえな。詩乃ってけっこー張りがあって綺麗な肌してるよな」
俺とのセックスがあるときはファンデとか抑えめでナチュラルメイクな詩乃である。その頬を撫で回し、俺は率直な感想を言った。
「えへっ……不倫エッチしまくってると若々しさが保てるのかもね」
俺にとろけた視線を向ける詩乃。その首をジュバジュバ吸いまくる野獣の如き宮村。
「首はあんまし張りがねえのかなー? キスマークいっぱいついちゃったよ?」
戦果を見せびらかす宮村だ。
虫さされとかの誤魔化し文句は通用しないであろう情事の痕跡が、そこにはいっぱいにつけられていた。
「しゃーねえ、顔は諦めて、乳から腹、腰回りまでマーキングしまくるとするか」
俺が宣言すると、詩乃は怯えたような中に媚びを含んだ何ともいえない艶めかしい視線を返した。
支配される悦びに打ち震える雌の貌だ。
俺は詩乃の両腕を上げさせた。
「まずは腋からいくか。俺が左側担当するから宮村、右側よろしく」
「ババアの腋とかハードル高くないすかぁ? なんかヤバい匂い発してるんですけど」
「これが美味えんだよ。詩乃はそこまで臭くないほうだから入門編に丁度いいぞ? ハマるともっとキツいの舐めたくなるけどな」
俺らに好き放題言われながら腋をジロジロ見られる詩乃は、恥ずかしいというより嬉しそうにニマニマしていた。
ふん、ふん、嗅いで恐る恐るペロッと舐めた宮村は、
「しょっぱ!」
顔をしかめて見せた。
「しょっぱ苦い。こんなん舐めて興奮するとか亮介さんスゲえっすね」
「汚ねえ腋しっかり舐めてやると後で詩乃からお礼のサービスあるぞ? ケツの穴じゅるじゅるしゃぶりながらチンポしごきまくるテクがヤベえんだからコイツ」
「うひょ、マジすか! なら我慢して舐めてやるか」
両サイドからジュバジュバ猛烈舐め開始だ。
「あひゃあああぁんっ! あんっ! しゅごい……両腋そんなに……あぁん!! きっ、気持ちいいよほほほぉん!」
柔らかい腋肉を吸引し、キスマークをつけようとしたが、ここも案外跡が残らない。
「あっ、痛っ! ヤだぁ、そんなとこ噛まないでぇ……」
宮村が歯を立てたようだ。
「ハハッ! ババアの腋に歯型つけてやったし」
そうきたか。
「酷い〜……でも気持ちいいかもぉ」
「そうなの? じゃ俺もやっちゃお」
詩乃がいいならノープロブレム。宮村にならってここは歯型マーキングを施してやろう。
ーーがじ、がじっ。
二重三重に跡をつけ、絶対他人様に晒せない恥ずかしい変態プレイの証拠をくっきり残す。