生野家と斎藤家 家族の生き方-1
真奈美は敏明の父親によって新たなセックスの境地にたどり着いた。
数えきれないほどの絶頂が真奈美を襲い、
真奈美の身体は時に敏明の父親を跳ね飛ばすほどの勢いで跳ね上がり、
特別にあつらえてあるはずのベッドをきしませた。
真奈美の汗と涎、愛液や噴き上げた潮、
そして最後に脱力した真奈美が失禁した尿も含め、真奈美の身体の中から出た液体で、
シーツだけでなく床までもが濡れていた。
一番の驚きは真奈美が絶頂の限りを味わい、眠りについた時だった。
敏明の父親はベッドから降り、そのまま倒れこんだ。
慌てて駆け寄り方を貸す潤一に支えられながら、敏明の父親は言った。
「あの状況の中で、真奈美ちゃんのオマ〇コは、
わたしのペニスを握りしめ、時にはくすぐるように、
時には舐めるように動いていたんだ。
実は、わたしも、真奈美ちゃんの中で5回ほど絶頂を迎えた。
最初に射精した時、真奈美ちゃんからいったん離れようと思った。
でも、真奈美ちゃんのオマ〇コがそれをさせてくれなかったんだ。」
「それって、どういうこと?」
あえぐように話す父親の背中をさすりながら、
全く不可解だという顔をして紗理奈が尋ねる。
「いや、本当に、真奈美ちゃんのオマ〇コがわたしを放してくれなかったのだよ。
わたしにとっても全く初めての体験だった。
わたしのペニスが射精した後に少しずつ萎えていくと、
真奈美ちゃんのオマ〇コは、まるでペニスを握ったり緩めたりするように……。
そう、真奈美ちゃんの中にはもう一人の真奈美ちゃんがいて、
わたしのペニスを握っていたに違いない。」
普段、冗談など言わない父親の、冗談としか思えないような話を聞きながら、
「真奈美ちゃんだったら、本当にそうかもしれないわ。
お父様、真奈美ちゃん、また一段階、上に行ったんですね。」
と紗理奈は言った。
父親は一度は頷いたがすぐに頭を振り、ため息をつくように言った。
「いや、一段階なんてものではないだろう。
セックスに限界があるとは思わないが、
あれを真奈美ちゃん自身がコントロールできるようになったら、
それはもう神の領域としか言いようがない。」
敏明の父親は真奈美の幼い寝顔を見ながら言った。
真奈美は、その日、結局そのあと丸1日、ぐっすりと眠った。
次の日の昼過ぎになり、真奈美はようやく目を開けた。
すべてのストレスがなくなったかのように晴れ晴れとした表情で、紗理奈に話しかけた。
「紗理奈お姉ちゃん。真奈美、なんかすごいよ。」
「おはよう。と言ってももうお昼過ぎだけどね。で、何がすごいの?」
「うん。なんか、頭がすご〜くすっきりしちゃった。身体もなんか、すごく元気。」
「へ〜。どこか痛いところとかはない?」
「うん。別にどこも痛くはないよ。」
「へ〜、そうなんだ。やっぱり真奈美ちゃんはすごいね。」
「う〜ん。すごいかどうかはわかんないけど、真奈美は頑張る!」
「頑張る?」
「うん。とし君に元気になってもらうまで、頑張る!」
「そっか。ありがと、真奈美ちゃん。」
こうして本来の明るさと元気を取り戻した真奈美は再び敏明の治療に打ち込んだ。
そしてその日から数日後。
「真奈美。ありがとう。ぼく、もうすぐ全快するってお父様が言ってた。」
「ほんと?とし君。よかった。」
「真奈美のおかげだよ。」
「とし君。真奈美、このままずっと、とし君の傍にいたいな。」
「うん。ぼくも、真奈美とずっと一緒にいたいよ。」
「ねえ。もうすぐって、あとどれくらい?」
「あと、1か月くらいだって。」
「だったら、間に合うね。卒業式。」
「うん。入学式はダメだったけどね。」
卒業を間近に控え、敏明の家には真奈美とその両親が招かれていた。
「真奈美ちゃん。本当にありがとう。
君のおかげで、敏明も、無事中学を卒業できそうだ。
生野さん。本当にありがとうございました。
あなた方の理解がなかったら、敏明は。。」
「斎藤さん。ことらこそ、お礼を言わせてください。
真奈美はこの5年余りで、とても大きく成長した。
こちらに定期的にうかがって、真奈美は、
改めて人の優しさや素晴らしさを感じたのだと思います。
ありがとうございました。そして、おめでとうございます。」
「生野さん。今日は、敏明の完治した身体をあなた方にも見ていただきたい。
ようやく人前に出られるようになった身体。
真奈美ちゃんが治してくださった身体。
失礼かとは思いますが、ぜひ、ご両親にも見ていただきたい。」
「失礼なんて、とんでもない。
人間、健康が一番です。ましてや若い身体は。」
「そして、もし、よろしければ、
真奈美ちゃんが、敏明に最後の治療を施してくれるところも、
見ていただきたい。
ずっとお話しせずに隠してきましたが、
今日は全てをお見せし、全てをお話ししたい。
そのうえで改めてお礼とお詫びを申し上げたい。」
「いや、お礼とかお詫びとか、やめてください。
あの日、真奈美のことをお願いしたのはこちらの方です。
あれからもう5年にもなりますか。」
「はい。長かった。
しかし、真奈美ちゃんが来てくれることが唯一の希望でした。
あの子がまた2週間後に来てくれる、
そうすれば敏明はまた健康に一歩近づく。
そう考えると、
真奈美ちゃんが来てくれるののが待ち遠しくて待ち遠しくて。」
「本当なんですよ。
うちの人ったら、わたしがジェラシーを感じるほど、
真奈美ちゃん、真奈美ちゃんって。
まるで自分の娘以上に可愛がって。」