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[幸せな隣人]
【鬼畜 官能小説】

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[もう一人のダンナ様=n-9


「ズズッ…!うあッ…あ……酷い…ッ…ひぐ!あたし……き、汚く…ッ」


堪える様子もなく、優乃はクソ混じりのお湯を噴射した。
耐える事や抗う気持ちすら一緒に排泄したかに見える様は、寝取られての調教を待ちわびる淫欲塗れの幼妻にしか見えない。


『よ〜く頑張ったなあ。偉いぞ優乃ぉ』


汚れてはいないが、確かに優乃は《汚された》。
強制排泄という信じ難い責めの体験と、助かりたい一心で夫の恭介を「嫌い」と言ってしまった罪悪感をゴリゴリと記憶に刷り込まれた優乃は、強い目眩にフラフラになって突っ伏したままで泣きじゃくっていた。

カチャッとドアが開く音が尻の方向から聞こえ、トントンと階段を降りていく音が小さくなっていった。

今ならこの部屋には誰も居ない。
居るのは囚われた優乃ただ一人だけだ。



「……ヒック!ひうッ…だ…ダンナ…様ッ……ヒック…ッ…戻ってきて……お願い…ッ」


優乃は身動ぎすらせず切なる願いを呟くだけだった。

こんな団地の奥の方の家で、しかもカーテンまで閉め切った二階の部屋で叫んだとして、一体誰が来てくれるだろう?
例え聞きとめたとしても付近を彷徨くだけで、この二階の部屋まで駆け込んだりはしないだろう。
そしてもし騒ぎになったりしたら、逆上した芦澤は間違いなくあの電撃の冠を頭に被せ、嬲り者にするはずだ。


「ダンナ様…ッ!」


恭介ならば来てくれる。
自分の悲鳴を聞いたならドアを蹴破ってでも入ってくるだろうし、あの芦澤という男を叩きのめして自分を救出してくれるだろう。

「誰か」ではない。
《恭介》という「ダンナ様」しか優乃は頼れない。
だから帰宅の様子が見えない今は、叫びたくても叫べない。
あんな台詞を吐いておいて虫が良すぎるとの謗りは免れないだろうが、この想いだけは、決して《弱さ》ではないはずだ……。


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