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[幸せな隣人]
【鬼畜 官能小説】

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[お隣さんの正体]-1

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優乃と恭介がリビングで熱烈な情交を交わした
翌日。
今日も早朝から芦澤は起きていた。

昨晩、この二階ではなく一階に居たなら、もしかしたら優乃の喘ぎ声の一つも聞けたかもしれないのに……いや、もはやそれくらいで満足するような精神状態ではなくなっていた芦澤は、一週間前に二階の窓を全て二重サッシに替え、禍々しい欲望をいつ爆発させようかと悶々としていた……。


「気をつけていってらっしゃいませ、ダ・ン・ナ・様」

『おいおい、しょうがないヤツだな。じゃあもう一回だけな?』

  

まだ昨晩の火照りは続いていた。
優乃はミニバンに乗った恭介とキスを交わし、姿が見えなくなるまで手を振った。
隣家の二階からギラリと目を光らせて覗く異常者に気づかず……。



(妊婦さん向けの雑誌とか買ってみようかな?あ……でもまだ早いかあ……)


ダークグリーンのノースリーブカットソーにカーキ色のスリムパンツ……軽くスキップしただけで胸はブルンブルンと踊り、スリムパンツでは抑えが効かない尻肉もムチッ!ムチッ!と揺れた。


(この家に住んで、だいたい一か月かあ……少し大掛かりな掃除でもしちゃおうかなッ?)


浮かれ気分の優乃は、まだそれ程汚れてもいない自宅の大掃除を決意した。
妊婦になれば身体はあまり動かせないし、赤ちゃんを育てるなら清潔な空間がより相応しいからだ。


(今日もダンナ様と……早く夜になあれ!)


優乃の頭の中は〈夜のコト〉でいっぱいだった。
昨晩の一回だけではまだ妊娠まではいかないだろうし、何より恭介に愛されたかった。

バケツに水を入れてリビングのガラス窓を拭き、そして玄関へ……情交を交わしたソファーを見ただけで記憶は蘇り、身体はポゥ…と熱くなってしまう……。


「……あ、あれ?」


玄関から何気なく外を見た優乃は、隣家の裏手側にある勝手口で蹲るお隣さん≠見つけた。

まだ腰が完治していないのに、なにか無理でもしたのか?

優乃はパタパタと傍まで駆け寄り、痛そうにして俯いているお隣さんに声を掛けた。




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