想いの届く日-8
8. 二人でお風呂を
隣に座る美代子の手を引き寄せた。
美代子の上体が、ズシッと秀樹の腰に被さった。歳はとっても、身体は往年の充実した肉体を保っている。僕は嬉しかった。
潤んだ目で、美代子が僕を誘うように見上げる。
右腕で肩と首を支えて、唇を合わせた。
左手は、美代子の浴衣の襟元を開いて、乳房を握った。
「むっ〜ふうぅぅっっ」
美代子の鼻から吐息が漏れる。
舌を絡めて、乳房を揉んだ。
外苑の木蔭で美代子の乳房を愛した光景が、彷彿として脳裏に戻って来る。
乳房を愛撫する指を、反対側に移し変えた。女学生の時の乳房が、二周りも大きくなっている。
胸元から漏れる女の匂いも、乳臭い清らかなものから、男を誘う隠微で濃厚な匂いになった。
美代子のむせ返る女の匂いが鼻腔に漂い、僕の男根はキリキリと盛り上がった。
「今夜は、泊まって頂戴」
「うん」
ベッドルームには、ピンクのバラ模様をあしらったカバーで覆われたダブルベッドが、窓際にでんと収まっている。
「ねえ、お風呂に入ろうよ」
「二人で?」
「もちろんさ」
「夫とも入ったこと無いのよ」
「いいじゃないか、これからは二人の天国だよ、誰に遠慮も要らない」
「恥ずかしい」
「恥ずかしいこと、いろいろやろうよ」
「うふふ」
「あなた、先に入って」
西洋式のバスタブに体を横たえ、蛇口から流れ出る湯を腰に注ぎながら、足を伸ばした。お湯が腰に被ったところで、美代子が入ってきた。
「僕の足の間にお尻を入れて・・・」
僕は足を開いて、その間に美代子を誘った。
向き合わせに腰を下ろしたところで、美代子の足を両脇に分けて引き寄せた。
指を伸ばして、クリトリスをいじくる。表皮のヌメリが取れて、堅くなった突起の先が丸く膨らんだ。
尻を掴んで引き寄せ、股間に顔を寄せてクリトリスを吸い込んだ。
うぅおぉぉっ
美代子が腰を突き上げた。僕は口いっぱいにクリトリスを含んで、舌の先でクリクリと舐めまわした。
クリトリスの下に舌を差し込んで、前歯を背に乗せ甘噛みする。
うっうっうっ
勃起した突起を唇で挟んで、ちゅうちゅうと吸い立てた。
おぉ〜おおおうぅぅ〜うっうっっうっ
美代子は喉からヨガリ声を迸らせながら、腰を震わせて絶頂した。
美代子の両足を両脇に抱え、首まで湯に浸かった。美代子も肩まで湯に浸かって放心状態だ。
身体を伸ばして、股間を美代子の股間に近づけた。
気のついた美代子が手を伸ばして、指先で肉棒を掴んだ。
「吸っていい?」
「いいよ」
身体を首まで湯に沈めて、更に股間を美代子に近づける。気を入れると、亀頭が湯の上に顔を出した。
美代子が、亀頭を口に咥えた。
「ああぁ〜気持ちイイ」
「気持ち良い?」
「うん」
美代子の指が肉棒を扱く。
「堅くなってきたわよ」
「これ以上やるとイッちゃいそう」
「それは大変」
「もう出よう」