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桃子〜愛と悲しみと憎しみと〜
【ロリ 官能小説】

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うさぎがいない……-7

(すげぇ……女の子ってこんな風になるんだ)
 そう思うと、矢も盾もたまらなくなり、ケンタは桃子の脚を開かせてその間に膝をつく。
(あ、いけね……コンドーム……)
 ふとそれが頭に浮かんだ、セックスをすれば妊娠する可能性がある、いくらなんでもそれは拙い……。
 だが、ケンタの躊躇を察したのか、桃子がかすれ気味の声で言う。
「大丈夫、あたし、まだだから……」
 まだ……男子には聞かせないようにしているつもりなのだろうが、女子の間でそれがしばしば話題に上っていることは知っている、つまり生理が来ているかどうか。
 まだ、と言うことはこのまま生でしてしまっても、中に出してしまっても大丈夫だと言うことだ。
 そして、それを口にすると言うことは、桃子もすっかり覚悟ができていると言うことに違いない。
 ケンタはペニスを握りしめて入り口を探す……スリットの真ん中あたりを突破しようとするがそこに穴はない……おかしいなと焦っていると……。
「もうちょっと下……」
 桃子の言う通りだった、ケンタのペニスは突進すべき穴を見つけることができた。
「挿れるぞ」
「うん……ああああっ! 痛っ!」
 桃子は小さく叫び、ケンタの胸を押し返そうと手を伸ばすが……その手はすぐにケンタの腕を掴み引き寄せようとする。
「入った……」
「入っちゃったね……」
「これが女の子の中……すげえ柔らかいのに締め付けられるみたいだ、それに熱い」
「……」
 桃子の表情はペッティング中の熱に浮かされたようなものから、明らかに苦痛に耐えている表情に変わっている。
「すげえ良いよ、桃子、すげぇ気持ち良い……」
「動いても……良いよ……」
「大丈夫か? 痛そうだけど」
「痛いよ……でも我慢できる……ケンタ君にもっと気持ち良くなってもらいたい」
「あ、ああ……」
「お願い……ぎゅっと抱いてて」
「わかった」
 ケンタが桃子の体に覆いかぶさり、胸と胸が密着すると、桃子は苦悶の表情の中にも笑みを浮かべる……。
 念を押すわけではないが、桃子は美少女とは言い難い、しかし、破瓜の痛みに耐えながらも自分のペニスを受け入れて快楽を与えてくれようとする女の表情をブサイクだなどと思う男はまずいない。
 そして今ケンタが見下ろしている桃子は、いつもの自信なさげな桃子ではない、腫れぼったく見える細い目も色っぽく見えるし、小さめなのに厚ぼったい唇も肉感的に見える。
 ケンタはもう一度キスをすると、桃子を見下ろした。
「動くよ」
「うん……あああああっ」
 ケンタが腰を使い始めると桃子は一層強く抱き着いて来る、背中に爪が食い込むほどに。
 しかし、ケンタにもそんなことを気にする余裕はない、夢中で腰を振ると、すぐさまマグマが下腹部に湧き上がってくるのを感じ、制御する間もなくそれは勢いよく噴出して行った。


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