危険な同居生活-2
夫の聡志は武史がやっている行動を全て聞いていた。あのアパートでの武史が隠し撮りしていた妻の浮気セックス動画も見た。それは聡志にレイプの映像以上の興奮をもたらし、大いに寝取られの感覚を味わえるものであった。
聡志の予想ではアパートでの一件以来、妻が武史との肉体関係を継続するものだと思っていた。しかし自分の妻ながら身持ちが堅く、頑なに拒まれていると武史から相談を受けた。そこでこの家で一緒に住まないか?と聡志のほうから持ちかけたのである。
「なあ、武史。明日の金曜の晩なんだが・・」
木曜日の夕食を一緒に終え、綾子が入浴している最中に聡志が甥っ子に話しかけた。聡志が話した内容は、明日は急な仕事が入ったという理由で家に帰るのは終電にする、この数日は綾子の安全日のはずだからガードが緩くなるかもしれない、とのことを武史に伝えた。武史は昨日から射精をせずに溜め込んでいたらしく、明日の夜が楽しみだと満面の笑みを浮かべていた。
そして翌日、金曜日の夜。綾子は夫から急な仕事で帰りは終電になる、との連絡を受け、早めに帰宅していた武史と二人で夕食をとっていた。まだ時間は夜の六時半である。
「ねえ、綾子さん。おじさんって今日、遅いの?」
「え? どうしてそんなこと・・?」
「おじさんが帰ってくるまで一時間でいいからさ、セックスしようぜ。頼むよ、綾子さん」
「何言ってるの。できるわけないでしょ。もう、そういう話はやめてって言ってるでしょ。いいかげんにしないと怒るわよ」
綾子はそう答えながらも、脳裏にはいけない考えが浮かんでいた。夫が帰ってくるのはおそらく深夜の十二時頃であり、まだ十分な時間がある。夫はいつも帰宅する前に「あと何分で家に着く」というメールをしてくれるので、突然家に帰ってくるということは無い。
綾子は自分の身体の生理周期を思い出していた。この数日は安全日のはずだ。それに綾子がお願いすれば避妊具は着けてくれるはずである。武史が言うように一時間だけなら・・、という邪念が脳裏をよぎる。
夕食の片付けを終えた綾子は、早めの入浴を済ませた。浴室内で身体を洗っている最中も、武史が襲いかかってくるのでは、という不安とも期待ともいえる想像が膨らんでいた。しかしそういったこともなく、無事に入浴を終えた綾子は冷蔵庫にあった炭酸水を口にした。なぜかレモン味に他の味が混じっているような気もしたが、喉が渇いていたのでそのままゴクゴクと飲み続けた。
一階に武史の姿はなく、おそらく二階の自分の部屋にいるようだった。時計はまだ八時を指している。夫が帰ってくるまでにはまだ時間があり、なんとなく不安を覚えた綾子は寝室で夫の帰りを待つことにした。
二階に上がり、四桁の暗証番号を入力して部屋の扉を解錠する。その扉をガチャッと開けた瞬間だった。廊下の向かい側にある部屋から飛び出した武史が綾子に向かっていった。そのメスに飢えたような目つきを見て、綾子は自分が襲われることを一瞬で理解した。綾子は逃げる間もなく、武史に両肩を掴まれると、そのまま寝室へ押し込まれた。
「武史くんっ! ちょ、ちょっと!! 待って!! いやっ!!!」
「おじさん遅いんだろ。もう我慢できねえって!! 大丈夫! ゴム持ってきたぜ!」
武史はそう言うと、ジャージのポケットから避妊具の箱を取りだし、逃げようとする綾子に見せた。
「待って! そういう問題じゃないでしょ」
「一回だけ! 溜まってるからすぐ終わるからさ! いいだろ?」
武史は力づくで綾子をベッドに押し倒した。あっという間に下半身のパジャマを脱がせ、下着も剥ぎ取ると、その股間にむしゃぶりついていった。
「ああっ!! いやあっ!! 武史くんっ!! そんなっ! あうっ! だめぇ〜〜〜〜〜!!!」
「へへ・・。なんだよ、綾子・・。グッショリじゃねぇか・・。綾子もこうなることを期待してたんだろ?」
まだ二十歳の若者にとって、三十一歳になった女盛りの身体は極上のご馳走だった。武史は綾子が堕ちるまで時間をかけてジックリと愛撫した。今日の炭酸水にはいつもとは違って強力な媚薬を大量に溶かしてあり、あと一時間もすれば相当効いてくるはずである。
「ね、ねえっ! 武史くんっ!! ちょっと待って!!」
「なんだよ?」
「あの人から連絡が入るかもしれない・・。だから・・」
「ああ・・、そうだな・・。分かったよ」
武史はいったん綾子の身体から離れ、襲ったとき床に落ちてしまっていた携帯電話を拾った。それをベッドサイドのテーブルに置くと同時に、ベッド用の小さな照明をつけた。部屋は真っ暗なので、この小さな明かりだけが二人を照らしている。
「武史くん、お願い・・。十時までには終わらせて・・」
「ああ、分かった。俺もおじさんに見つかったらヤバいからな。あと二時間か・・」
すぐにでも挿入されるかと思っていた綾子だったが、それから一時間にわたって全身を愛撫された。濃厚なキスも交わしてしまうと全身から力が抜け、なんだか身体が宙に浮いたような感覚になっていた。
(今・・、入れられたら・・。わたし、どうなるの・・?)
綾子は恐ろしい予感がした。やはり自分でするのと男からされるのでは、気持ち良さが雲泥の差だった。これまでずっと溜め込んできたものが身体から溶け出していくような感覚で、もう元に戻れなくなるのではと不安になる。そんな中、武史に避妊具を取り付けることを促され、上半身を起こした綾子はパンパンに張り詰めて苦しそうにしている肉棒をゆっくりと口内に含んでいった。
「うおおっ!!! いいぞっ!! 綾子っ!!! たっ、たまんねぇっ!!! おいっ! もっと舌を絡めてこいっ!!!」