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人妻略奪 夫が望むもの
【熟女/人妻 官能小説】

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危険な同居生活-1

 それからというもの、武史から頻繁に連絡が入った。夫が出勤した時間を見計らって電話がかかってくる。しかしあの日以来、綾子は武史の誘いを断り続けていた。このままではズルズルと関係を続けてしまうことになるのを恐れた綾子は、武史が「撮ったビデオを旦那や近所にバラまくぞ」という脅しにも屈しなかった。

 例え夫に知られたとしても、武史との関係を続けるわけにはいかないと思った。こんなことになってしまった経緯、つまり、夫が出張した夜に武史に家へ侵入され、レイプされてしまったと正直に話せば、夫は必ず理解してくれると思ったからだ。

 しばらくすると、武史から連絡が入ることは無くなった。自分は武史よりもずっと年上の家庭がある身なので、諦めてくれたのだろうと綾子は安堵していた。しかし一方では、武史が異様なまでに自分の身体を求めてくる言葉が忘れられず、いつまた襲われるかもしれないという不安も残っていた。

 そんな時だった。ある夜、夫の聡志が綾子に驚きの相談を持ちかけた。二駅隣のアパートで一人暮らしをしている甥の武史を、なんとこの家に住まわせたいという、綾子にとって衝撃的な話だった。聡志の話では、武史のほうから相談されたのだという。建設現場で働いてはいるが、給料が少なくアパート代を払うのも苦しい、だからこの家から通わせてくれないか、という綾子には到底理解できない理由だった。

 夫の聡志は「二階はまだ二部屋も空いているから」と言っていたが、綾子はもちろん大反対した。どうやら夫は武史のことを随分信用しており賛成の方向に傾いているらしく、綾子は武史にレイプされた事実を夫に話そうとしたが、思いとどまった。それはもちろん武史のためではなく、これからの夫との関係を憂慮してのことだった。

 常識的に考えても、夫婦二人だけの家にまだ二十歳の若者を住まわせるとは、どう考えてもおかしいと綾子は思った。当然、夫が出張で不在の際などは、自分の妻が若い男と二人きりになることは分かっているはずである。それにも関わらず、夫がそのような話を持ちかけてくることは、まるで夫自身がそうなることを望んでいるのでは、と疑いたくもなる。

 夫婦はそれから何度か話し合い、最後には「あなたがそれでいいのなら」と綾子も認める形になった。しかし妻からの条件として、なるべく短い期間、そして何か問題があるようならすぐに出て行ってもらう、綾子の部屋には新たに電子オートドアロックを設置する、ということで夫婦は合意した。

 それから一ヶ月後。武史の荷物が夫婦の自宅へと運ばれてきた。二階には四部屋あるが、聡志と綾子の部屋は対角線上の一番離れた位置にある。武史の部屋は、廊下を挟んで綾子の向かい側の部屋になった。その二階の廊下で二人は久しぶりの会話を交わした。夫の聡志は下の階でくつろいでいる。

「綾子さん、これからお世話になります」

「武史くん、本当はお金に困っていなかったんじゃないの? もし私に何かしたら、すぐに出て行ってもらうからね。絶対に変なことはしないで」

「実を言うと、お金には困ってないよ。それより、どうしても綾子さんの身体が忘れられねぇんだよ。あれから他の女抱いたけど、綾子さんとは比べものにならねぇって言うか、穴の具合もそうだし、このオッパイも、腰のくびれもさ・・」

「ちょっと! もう少し小声で話して。主人に聞こえるわ」

「分かったよ。それより、綾子さん。どう? たまにでいいから・・、俺とセックスしない? 迷惑かけないようにするからさ」

「絶対にしない。もし無理矢理に襲ってきたら、武史くんのご両親に連絡するからね」

「なんだよ。忘れたのかよ、俺とのセックス。あのアパートで何度もイッただろ? あれからどうなんだよ? 一人で慰めてるの? それとも他の男ができた? この身体なら、男がすぐ寄ってくるだろうし・・」

「ねえ、こんな会話もだめよ。あの人に聞かれたら困るわ。お願い、もうこういう会話は無しだからね」

 こうして夫婦と若者の三人での生活が始まった。武史は聡志と同じく土日が休みで、平日は朝七時に家を出て、電車に乗って建設現場へと向かう。帰宅時間はバラバラだが、おおむね二十時までには帰ってきて、夕食を食べる。聡志のほうも同じくらいの時間に帰ってくるので、武史と綾子が二人きりになる時間はほとんど無かった。また、土日のあいだは武史が朝から夜まで外出していた。

 綾子の部屋のドアには四桁の暗証番号を押すロックが設置されているため、夜中に武史が入ってくる心配は無い。一緒に暮らし始めてから一週間が経過し、武史は言いつけどおり綾子に手を出してくることは無かったが、たまに二人きりの時間があると「セックスしようぜ、いいだろ?」としつこく綾子を誘っていた。

 この家に武史が来てからというもの、綾子は自分の身体に向けられる若いオスの視線をどうしても意識してしまっていた。そして何度断っても諦めずに肉体関係を迫ってくる。

 以前から夫とは性生活が無くなっていたが、武史が一緒にいる現状ではなおさらそんなことができるはずもない。そしてレイプとアパートでのセックスによって綾子の身体はセックスの悦びに目覚め始めていた。

 そんな綾子は毎晩、自分の寝室で声を押し殺して自分を慰めていた。武史のことを毎日意識してしまっているせいか、妙に身体の火照りが収まらずにいた。特にこの数日は何度自分で慰めても、物足りなさを感じていた。

 これは武史の悪巧みが原因だった。武史はこの家に来てから綾子専用の炭酸水がいつも冷蔵庫に常備されているのを知り、その中に効き目の弱い媚薬を溶かしていたのである。強力な媚薬ではすぐにバレてしまうので、徐々に自分とセックスがしたくなるような作戦を実行していたのである。


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