俺のM女調教日記(27)-4
「冬美、そのままゆっくり部屋の中を歩いてごらん」
「はい、佐渡様」
乳房を根元からきつく縛られ、その乳首には鈴がついたクリップが挟まれていた。
さらにはそのふくよかな下腹部に、特殊バイブレータが刺さっていた。
私はリモコンでそのバイブレーターのスイッチを入れたとき、冬美は思わずキャーと叫んだ。
「いいか、俺がいいと言うまで勝手に逝くなよ」
「は、はい、佐渡様」
その時に、すでに冬美の顔は尋常ではなかった、当然、感じはじめている。
それを堪えるために、体が前かがみになっているのだ。
冬美は感じながらゆっくりと部屋の中を歩き始めた。
股間の振動による快楽を抑えながら、床をすり足でゆっくりと步いていた。
おそらくゆっくりと歩かなければ逝ってしまいそうに感じているのだろう。
冬美が歩くたびに、乳房についている鈴がチリリンと鳴っている。
その姿はとてもエロチックだった。
(あぁ……)と冬美が身体を震わせ、時々立ち止まり堪えていた。
歩きながら、冬美が逝きそうになると俺はスイッチを止める。
このまま逝きたいと思う冬美に、俺は簡単には逝かせなかった。
昇り詰めようとする頂きから、引きずり下ろされそうになる。
いつしか、冬美の額には汗が滲んでいた。
快楽のほとぼりが冷めようとしたその時、俺は再びリモコンのスイッチを入れた。
「あん!」今度ははっきりと冬美は声を上げた。
身体を小刻みに揺れる度に乳首に付けた鈴がチリリンと鳴る。
さらに、俺はバイブのリモコンの感度を上げた。
部屋の中でリモコンの音はブルブルと震えだし、
冬美の身体を官能の頂へと導いていた。
「だ、ダメです、逝っちゃう!」
その時、非情にも俺は徐々にバイブレーターの感度を下げていった。
冬美は逝きたいのに逝かせてもらえず、その顔は俺に哀願していた。
「ひどいです、佐渡様」
「逝きたいのか?」
「は、はい」
「いいだろう、しかしもう少しの辛抱だ、いいな、冬美」
「ああん、はいぃ」
冬美が俺を見つめる目は俺を訴えていた。早く逝かせてほしいと。
おそらく心の中では何度も逝っているだろう。
しかし、その豊満で汗に濡れた体はまだ逝ってはいなかった。
俺に逝かせてもらえないと言うべきかもしれない。
これからが、美しい冬美に対する俺の本物の調教が始まるのだ。
それを思うと俺のペニスはパンパンにパンツの中でテントを張っていた。