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エロティック・ショート・ストーリーズ
【その他 官能小説】

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ヌードモデル(露出、熟女)-6

「見られることが気持ちよくなってきたの。自分でも信じられないんだけど、見られることで、あの……下腹部が疼き始めたの」
 言ってしまってから、玲奈は唇をキュっと結び、反応を伺うようにもう一度周囲を見回した。誰も笑わなかったし、誰もバカにしたような様子は無い。いやそれどころか、みんな一様に目をトロンとさせて彼女を見つめている。
「みなさん、私のここを見たいですか」
 玲奈はゆっくりと膝を開いていった。ムチムチと肉付きのよい白い太股の間に、布に覆われただけの女の秘めやかな部分が現れた。
「このパンティの内側を、見たいですか」
 誰も一言も発しない。しかし、彼らの様子から、その答は明白だ。
「私は……」
 パンティのクロッチの縁に指が掛けられた。
「見られたい」
 一瞬の躊躇いののち、ライトブラウンの布は一気に横へと捲られた。息を飲む気配が、会議室に充満した。圧力を伴った視線が、その部分に押し寄せる。男はもちろん、女子までもが目に力を込めて、剥き出しに晒された股間を見つめている。
 黒い茂みに隠された、中央で二つに割れた緩やかな丘。その内側からは、やや褐色に染まった二枚の花びらがはみ出している。そこは僅かに口を開いており、桜色の柔肉が垣間見えている。
「あはぁあ……」
 露出のカタルシスに下腹部の奥深くを甘く痺れさせた玲奈のふっくらと潤った唇から熱い吐息が漏れる。と同時に人差し指と中指が花びらに添えられ、それを左右に大きく開いた。ドロリ、と白濁した粘り気が溢れ出て、会陰を通過して野菊の花びらのようなすぼまりにまで達した。柔肉の谷間にもそれは纏わり付いており、会議室の照明を反射してヌラヌラと光っている。まるで時が止まったかのように、見せる者と見る者は対峙したまま動かなかった。
「……お、オレ、トイレっす」
 沈黙を破った塚堀に、数名の男が同調した。そればかりか、女子の二人も会議室を出ようとしている。
「おい、分かってると思うが就業時間中だからな。節度は守れよ」
 光永はそう言いながら自分も移動を始めた。
「みなさん、何をする気でございますか?」
「訊いてやるな、江坂……」
 悠也はその場を動かず、恍惚としている玲奈をじっと見つめていた。


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