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翔太少年の知らない大人の世界
【ロリ 官能小説】

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あの日の記憶-11


 Kがかぶと山を管理する際に使っているらしい、倉庫のような建物に、ようやくたどり着いた翔太。

立ち入り禁止のロープは外されて、軽トラックが停まっていた。

「(やっぱり、ここだ…)」

雨が激しくなった。

建物はプレハブの2階建て。

2階への外階段がある。

翔太は、なるべく静かに、その階段を昇り、やはり静かに、扉を引いた。

当然と言えば当然で鍵がかかっていた。

翔太は、中に入りたい一心だった。

Kと美奈子が2人でこんな建物にいるんなんて、普通じゃない。

翔太は階段を降りて、一階を調べてみた。外階段の反対に、1階の入口があった。

翔太は開いていないと思って、扉を引くと、呆気なく開いたのだ。

鍵をかけ忘れたのか、壊れていたのか、とにかく、1階の入口は開いていた。

やはり、倉庫というか物置のようで、翔太が見たことがない道具や機械類が所狭しと置かれていた。

建物に打ち付ける雨音が結構うるさい。

当然、人の気配はなく。雨音しかしない。

一階の奥に、2階に昇る階段があった。

一階に誰もいないということは…

翔太は、階段を昇る…雨音が一層うるさい。

2階は一階程でないにしても、道具、機械類が置かれていて、何より違うのは、2階は、もう1つ、部屋があり、仕切られていたこと。

目の前は、壁。右に回り込むように反対側の外階段への入り口に続いているようだ。

翔太は、身を屈めて、角から、そっと、先を覗いてみる。

薄暗く、やはり道具が置かれている。

窓があった。

恐る恐る、近づいて、そっと覗いてみる…


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