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俺は他人棒
【熟女/人妻 官能小説】

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片山未来(25)・谷山萌(18)そして尾野上冴(45)-8

 心尽くしの手料理を整えて待っているはずの俺は、未来のため買い込んだ材料を他の女と喰い散らかした上、身体をも貪り合った爛れ姿で迎えたのである。
 差し当たって、俺には弁解の言葉も見つからない。そんな便利なものがあったとしても、言い逃れる筋合いなんてありはしない。
「ごめーん……寝ぼけてて、つい自分の家みたいな感覚でドア開けちゃった。これってマズいよね」
 さすがに萌も緊張した面持ちで、俺にすり寄って囁いた。
 そんな親密さが、火に油を注ぐことになった。
「これ、どういう仕打ちなの」
 怒りに震える声で未来は言った。
「亮介から会いたいって声かけてくれて……ご飯用意して待っててくれるって。すっごく嬉しくて、楽しみにして来てみたら、こんなとこ見せつけられるなんて」
 途中から感情がさらに高まったか、涙が溢れ出た。

 俺が一方的に悪いのは明白だ。
 突然押しかけてきて予定を狂わせてくれた萌に責任をなすりつけるのは容易いが、泥酔していたとはいえ、ヤるところまできっちり付き合ってしまった俺の意思が弱かったのだ。
 俺は自分自身に腹が立ってならなかった。
 凄まじい勢いで俺は這いつくばり、未来に向かって土下座した。寄り添っていた萌がビビッて跳び下がるほどだった。
「未来、ごめんっ!」
「な、何よ急に……謝られて気が済むとでと思うの!?」
「気が済まないならどうとでもしてくれ。キッチンに包丁もある」
「ひっ!? ヤダっ、何もそこまで……」
「俺が悪い。殺されても文句言えない」
 流血沙汰を想起させられ、未来も気勢を削がれたようだった。
 さっきまでの剣幕は霧散して去り、力なく後ずさった。
「もういい……わたし、帰る」
「あ、待って未来……!」
 追いかけようとして、股間ブラブラ丸出しの格好だったことに気づく。ドアが閉まり、未来の足音が遠ざかっていった。


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