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俺は他人棒
【熟女/人妻 官能小説】

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片山未来(25)・谷山萌(18)そして尾野上冴(45)-6

「どんだけ待ってたんだよ」
 ガタガタ震えている萌に毛布をかぶせ、暖房をオンにしてやった。
「一時間くらい」
「マジかよ。風邪ひくぞ。風呂入るか?」
「お腹空いた」
 鼻水ずびずびの萌は、ちゃぶ台に放り出された食材をガン見していた。
 間抜けなことに萌のやつ、家の鍵がなくて入れず途方に暮れていたらしい。
 携帯もママこと葵の鞄に入れっぱなしで忘れたらしく、連絡手段なし。
 隣の俺の家に転がり込めばいいやと高をくくっていたらしいが、待ちぼうけを喰らう羽目になったのだという。
「お前なぁ……ヤリまくりパーティで脳みそとろけきってたんだろ。で、一緒に楽しんでたママはどうしたんだよ」
「一旦お開きになったんだけど、またその後で別グループと合流してハメまくりオールナイト。タクシーでわたしだけ降ろして貰ったんだけど、鍵はそもそも持って出るの忘れてたし、携帯はママに預けちゃってたし……」
「萌って割としっかりしてそうだけど、案外おっちょこちょいなんだな」
「うっさい。あんたが人恋しそうだったから気遣って先に帰ってやったのに」
「そいつはどうも。優しいご配慮からハメまくりオールナイトを棒に振って、ヤリマン女王の萌さまとしては後悔しきりなんじゃねえの?」
「んなことないわよ。昼間からかなり乱れまくってたから、おまんこヒリヒリするくらいだからね? ママのタフなことったら、呆れるくらいよ」
「どんだけヤリまくってたんだよ……身体じゅうザーメンの匂い染み込んでんじゃね? やっぱ風呂入れよ」
「あんたと会うつもりでしっかりシャワーで綺麗にしてきたの!」
 ギロッと睨みつけられては、それ以上何も言えない。
「それよりお腹空いたから、何か食べさせて」
 わがまま姫様だ。俺は仰せの通りに従うしかない下僕も同然だった。
「分かった分かった。温まるもんがいいよな?」
 といっても冷蔵庫にある食材は野菜やら卵、ヨーグルト、それに買い置きの缶ビールなど。炊いてある米の在庫なんかもないので、勢い買い出してきたばかりの肉や魚介を切り崩すしかなさそうだった。
「鍋でもやるか?」
 未来のためにはまた明日改めて買い直せばいいか、と瞬時に俺は予定を立て直した。
 冷蔵庫の中のキャベツや白菜を使い、エビやイカや豚肉も放り込んだ鍋をやれば、夜寒に冷えた萌を芯から温めてやれそうだった。
「うん、食べたい!」
「かしこまりました萌さま」
「その言い方やめて。ムカつく」
「分かった。豚肉も入れていいかな。お前が雌豚だから共食いになるかもしれないけど」
「俺様口調もウザいわね」
「イカもやめておく? イカ臭いのはお腹いっぱいでしょ」
「全部入れなさいよ! 動物性たんぱく質なら何でも歓迎だから。もう何十発ヤラれたか覚えてないくらいで、ヘトヘトなのよわたし。とにかく食べたい、食べたい! 早くしてー!」
「分かった分かった。萌、落ち着け! ステイ!」
「わたし犬じゃないー!」
「そっか雌豚だったな」
 アホみたいな掛け合いだが、萌とのやりとりには妙な安心感をおぼえた。
 いそいそと出汁取りから始め、俺は特製海鮮スタミナ鍋の支度に取り掛かった。


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