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悪魔とロリコン三十男
【コメディ 恋愛小説】

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悪魔とロリコン三十男-6

朝の光の眩しさに俺は目を覚ました。ソラはもう起きて隣に座っていた。
「おはよう。夢精してたぞ。無理しやがって。残りはさっき抜いといた。射精したくなったら、あたしの口でさせてやる。お前は動かなくていい。て言うか、動くな。」
「おしっこ、飲ませてくれ。」
「今日は駄目。あたし、膀胱炎と膣炎と痔になりかかってるんだ。お前、舐めまくるから絶対悪化する。」
「パンツの上からでいい。頼むから嗅がせてくれ。」
「なんで? 精子はもう出ないはずだぞ。女、要らないじゃないか。早く起きようよ。腹減ってきた。」
「回復するのにも女の子のが欲しい。精子、出し過ぎて動けない。」
「え、そうなの?」
慌てた様子のソラは尻を俺の顔に乗せた。パンツを自分で下ろすと
「知らなかった。ほら、よく嗅げ! 小便もしてやるよ。ほかに何か要る?」
俺はソラの裸の腰を抱きしめ、腫れた溝に鼻面を押し込んだ。
その日は思い切り遠出した。電車を乗り継ぎ、他県の遊園地と動物園を訪れた。よく笑った一日だった。遊園地に行くのなど、子供の頃、親に連れていってもらって以来だ。現実にも喜びのあることを思い出した気分だった。
帰宅してからソラは
「ああ、面白かった。お前といると毎日退屈しないな。」
「いい加減、名前呼んでくれよ。」
「カイトだったっけ。」
「ありがと。あさってから仕事だ。気分が暗くなってきた。」
「まだ一日以上あるのに。汗かいたけど、嗅ぐか? しごいてやるから、気分変えろよ。」
「嗅ぐ。」
「ほら、横になって楽にしろ。」
ソラの肛門が俺の鼻を塞いだ。
「あ、すごいにおいだ。」
「汗かいたからな。嬉しいか。舐めるのは我慢しろ。あたしはカイトの舐めてやる。」
ズボンを下ろされた寒さを、ぬるりと温かさが包み込んだ。
「あたし、お前から、あ、カイトから離れられないんだから、仕事が済んだら毎日こうしてやるよ。楽しいことしよう。」
「堕落まっしぐらだ。廃人、決まったかな。俺が廃人になったら、ソラは戻れるんだろ?」
「上司次第だ。でも、もしカイトが廃人になって、あたしも元に戻れなかったら、あたしが露頭に迷うよな。これはカイトを元気にするため。あ、出そうだな。我慢するなよ。飲んでやるから男らしく思いっきり飛ばせ。」
ソラは俺に二回射精させたあと、こちらを向き、おしっこを俺の口に放ちながら
「今日はあたしがご飯作ってみる。パンツでも嗅いで待ってろ。先にワイン飲んでてもいいぞ。」
俺はだんだん仕事がどうでもよくなってきた。
二匹のゴキブリは、変わらず定刻に姿を見せた。


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