あなたは皆と‥‥。(6)-3
(ま、ま、ま――‥‥)
あなたは動揺しながらも、その乳揉みをやめることはできなかった。下半身はすでに、自分でも驚くほど硬くなっていた。
「――わ、わたしのおっぱいぃ‥‥もっと、もっとっ、大きくなっちゃいそおうっ!」
蒲生白香は、そう絶叫するように大きく大きく全身で喘ぎ、その弾みで、あなたはようやくそれから手を離すことができた。
(まさに‥‥魔乳――。魔の乳‥‥っ!)
思いを反芻しながらあなたが荒い息をついていると、休む間もなく妹・桃香がせがんでくる。
「わーいわーい! 桃香もおっ」
ただ言ってくるだけではない。
「桃香のおっぱいも、もっともっと大きくしてええっ!」
あられもなくそう叫び、あなたに抱きついてくる。大きさはともかく、みずみずしく弾むモノが、あなたの顔面にぎゅうーっと押しつけられる。少女の、幼くもすでにあなたの愛撫を求めている桜蕾たちが、あなたの顔の上を跳ねまわるのだ。もはや、恥も外聞もあったものではなかった。
「さっきの話、だ、けど‥‥」
ひととおり済むと、あなたは、言うべきことは言っておかねばと、荒い息の下で、自分の予備校話をした。悪いけど、桃香の家庭教師どころではない、と。
なぜ、彼女でもない白香にこんな話をしなければならないのか、桃香に聞かれ、仲間を見るような目つきで見られなくてはならないのかと、情けなくもなってきた。が、とにかく、その話は無しになった。
「うーん‥‥。それならしかたないけど――代わりにここで、桃香にたっぷり教えてね♡」
白香の指示で、今度は桃香を向こうに向かせた体勢になった。そして白香は、背後からあなたの手を取り、導くように妹のその弾むモノを揉ませてきたのだった。明白に白香の強制であって、あなたに責任はない。が、掌の感触はあなたを夢中にさせた。下半身はすでにカチコチであった。
「どうお、桃香。海田くんにこうやって家庭教師してもらったら?」
「えーん、桃香、片桐さんがいいよー」
姉妹に前後から挟まれて会話を聞きながら、あなたは、
(白香の言う展開も悪くないかも――)
と迷い、いままでの苦しみも忘れ、
(白香に感謝すべきなのか‥‥)
という、倒錯した考えに捉われていたのだった‥‥。