不破乃里子(32)-12
長い前戯に潤いきった肉穴。
綺麗なフォルムに似合わず意外な経験豊富の性交常習器官である。
遠慮なくえぐり回してしまって、一向に構わない。
多すぎる潤滑液を纏った膣壁。
そこをズッコンバッコン蹂躙しまっていたペニスは、そろそろ爆発一歩手前にまで昇り詰めていた。
だが、さすがにまだ早すぎるだろう。
俺は全力で耐えた。
覆いかぶさり、俺自身の汗がボタボタと乃里子の顔にしたたるのを眺めつつ、動くに任せて腰を振りまくった。
完全に本能のまま躍動するピストンを俺はコントロール出来ない。
しかし、射精のタイミングは多少ならば操れる。
即イキでは格好がつかないという変なプライドが俺の心のどこかにはあった。
そんなチンケなプライドを死守するべく、ギリギリまで堪えてはいたが、さすがに限界だった。
出口寸前でどうにか押し留まっているザーメン溜まりへ、追い討ちをかける如く第二陣が込み上がってきたようだった。
奥にしこたま注ぎ込んだらさぞかし気持ちがよさそうだったが、そこは紳士的にキメるのがヤリチンなりの美学ってもんだろう。
またもや白眼を剥いて下品なイキ顔を晒し始めた乃里子。
俺のほうもまたとんでもない顔になっていただろう。耐えに耐えた末の最高潮といっていい放出を、間一髪のズッポ抜きと同時に果たした。
噴き出したザーメンがクリをかすめて飛んでいったかというくらいの際どいタイミングだった。
腹から乳房、アヘ顔にまでかけて太い放物線を描き、雄汁は降り注いだ。