ズ-3
指が秘部に入ってきたとき・・・
あまりに久しぶりの感覚に身体が弓なりに反って反応した。
「んあぁ・・・」
そんな私を見て
「狭っ」
と嬉しそうにつぶやいて、小さいアルミの袋を片手で歯でちぎって開けた。
私が見つめるその視線の先で、ゴムを付け
阿部さんは口元を私の耳元に近付けた。
「ねぇ。この中、俺の形にしちゃっていいよね?」
その言葉通り、ゆっくりと入ってきた阿部さんを包み込むように私の中が変形する。
私の上でその快感を得るために。
私に快感を与えるために律動する阿部さんを心から愛しいと思った。
「愛してるよ」
「愛してるわ」
やっとお互いにその言葉を贈りあって
身体と心が繋がった。
ただセックスをしたい訳じゃない。
愛されていると身体で感じたいだけ。
好きな人を抱きしめて、好きな人を抱きしめたいだけ。
セックスレスは・・・・
女としても、パートナーとしても必要とされていないようで「私は」寂しい。
「あぁ・・・ぁぁぁ・・・あ」
優しく出来ないなんて言っておきながら
優しく優しく私を抱いて
そして身体全体で、愛していると叫んでくれる人。
「阿部さん、大好き」
その言葉に嬉しそうに笑ってギュッと私を抱きしめながら阿部さんが私の中で果てた。
次の瞬間、私はブルッと身体が震えて
そのまま痙攣を起こす。
大きなその快感に包まれて、ギュッと阿部さんを抱きしめると
私もそのまま安部さんの腕の中でイった。