花衒-1
昭和の始めは、貧しい農家の娘が半ば公然と売り買いされていた。そんな時代背景は、倒産した会社の子女でさえ例外なく売り買いの対象であった。
汽車で地方から集められた娘達は、女郎屋に連れられて行くのが一般的であったが、中には売り物として競買されていた。
青山にある煉瓦造りの豪邸には、夜な夜な若い娘達を買いに集まる旦那衆がいた。
洋館の地下室を改造した部屋は、奥にスダレがあり蝋燭の明かりがぼんやりとなかの娘を浮き上がらせ、娘が薄手の赤い絹の着物に軍褌姿で手足を若竹に縛られ絞りを入れた手ぬぐいを口に加えさせられ立っていた。
足元だけを照らす行灯は秘密めいた空気がぼんやりと蠢いていた。旦那衆は、一人ずつスダレを潜り、娘を物色していた。
浜崎も最後に娘の前に立った。娘は俯き、長い髪は顔を隠していた。浜崎は顎を持ち上げると、まだ14.5の少女であった。赤い薄手の着物は、小さな乳首が立っていた。帯を外そうとすると
「そこまでだよ。買値がついたから」
横にいた大黒屋の女将が、無愛想に言うと浜崎は手を止めた。大黒屋の女将は、手招きしたので浜崎は奥の控え室に入った。女将は、火鉢の前に座り煙管にタバコを詰め蒸せ、浜崎に頼み事をした。
「ジゴロの浜崎だろう?頼みがあるのだけどね。今の娘を床上手にして欲しいだけど」
「大黒屋さんで働かすのでは?」
「あれだけの上物だよ。内で使うより、あるお上に売り飛ばした方が後々良いよ。落札の旦那はなんたが会おうと思っても会えない身分の人だからね。明日からお前さんにあずけるから十日で仕込んでくれないか?」
「床上手に」
「ああ。床上手に。間違っても縛りはなしだよ。仕込んで貰ったらその代わりの女は用意するよ。歳は食っているけど男爵夫人だった女をね」
「分かりました。床上手にですね。そのあとの女は縛って良いですね」
次の日、大黒屋の女将に言われた様に、大黒屋の裏手から入ると若い衆に付き添われた娘がいた。黒塗りの車に娘を乗せ浜崎の表の顔である精神病院に走らせた。
郊外の山間の簡素な町の奥に、浜崎が経営する病棟があり鉄錠門を潜り、頑丈な作りの病棟があった。玄関で車を止め、娘を病棟に入れた。
出迎えたのは、愛奴のハチであった。四つん這いで歩き、首輪には鈴を付け、白衣の胸と陰部は丸く切り取られていた。
「娘さん。驚いたかい?ここにいるハチは今幸せだよ。自分の本能で生活している」
浜崎は、愛奴のハチの頭を撫でると、お尻を向け振った。
「どうだい。イヌになった人間は?初めてだから驚いたよね。あなたは人間として扱うから安心しな。ハチもある人からの預かりものだ。近時かご主人様に」
ハチの局部は毛が剃られていた。浜崎の指がハチの秘壼を撫でると、ハッハッと息を荒げた。
「イヌと思って触ってみなさい」
娘は、恐る恐る指を秘壼に触っていた。娘の指は、ハチの秘壼に触り大量の恥汁が付き透明な粘りのある糸を引いていた。
「あなたの秘壼からもこれと同じ物が出ているよ。今から教育していくから良いですね」
娘は首を縦に振り、診察室に入り浜崎は娘の着物を脱がすと、椅子型の診察台に乗せ手足をベルトで固定すると、お湯に浸した手ぬぐいを恥毛に当て、石けん水を作り泡立てると手ぬぐいを取り娘の恥毛に塗り剃刀で剃り落とした。ツルツルになった恥丘は、隠す物が無くなり秘壼を曝け出した。
「昨晩は飼い主様から可愛がられたかい?」
「はい。初めてでした。ご主人様に無理矢理入れられました」
「ご主人様はどんな人だった?」
「初老で白髪の方で…」
「わかったよ。痛かったかい。快感に成るように治療しようね」
浜崎は、娘の秘壼に口を当て舌で唾液を注入すると、娘も温かい恥汁を出し始めたので、人差し指を回しながら挿入し膣のなかの凹を探り入れた。探り入れると、娘の秘壼は恥汁を出しタラタラと滴り流した。
浜崎は、助手のトヨ婆さんにボウリングのピンの形をした木製の男根を取り出す様に言うと、娘の秘壼に合う男根を選び秘壼に入れ膣を少しずつ拡張していった。浜崎は、秘壼の拡張し頃良い男根を選び出すと
「トヨ婆さん。これを平治さんに。夕方までに男根を付けた貞操帯を作って」
トヨ婆さんは、男根の番号をメモすると診察室を出ていった。 娘を診察台降ろすと、肌に密着する水着を与えた。